「神戸布引ロープウェイ」は1991年(平成3年)に営業を開始したロープウェイ。神戸市政100周年の記念事業の一環として「神戸布引ハーブ園」が開園したときに、同園までのアクセスとして誕生しました。2011年(平成23年)にはゴンドラのリニューアルを行い、バリアフリー対応のスタイリッシュなロープウェイへ。「ハーブ園山頂駅」までの約10分間の空中散歩では、神戸の街並みを見渡すことができます。
全面ガラス張りのゴンドラからは、約4ha(ヘクタール)の広大な敷地に広がる四季折々のハーブガーデンや、日本3大神滝のひとつ「布引の滝」、重要文化財「五本松堰堤(えんてい)」が見られます。きらびやかな神戸の夜景が広がるナイター営業時は、日中とはまた違う神戸の姿を楽しむことができるでしょう。
山上の「神戸布引ハーブ園」は「新神戸駅」からロープウェイで約10分とアクセスもよく、気軽に立ち寄れる観光スポット。約200種75,000株の花やハーブが咲いている日本最大級のハーブ園で、自然に癒されてみませんか?
神戸布引ロープウェイ乗り物情報
公式サイト https://www.kobeherb.com/
料金 往復/大人1,500円・小人(小・中学生)750円、片道/大人950円・小人480円、障がい者往復/大人650円・小人無料、片道/大人380円・小人や未就学児は無料
乗車券の購入場所 チケット売り場
支払い方法 現金、クレジットカード
2006年(平成18年)に開業した「神戸-関空ベイ・シャトル」は、神戸空港と関西国際空港間を航行している高速船です。乗船時間は片道約30分で、「うみ」と「そら」の2隻が一日32便運航(※新型コロナウイルス感染拡大対策のため、現在は1日16往復の減便ダイヤにて運航)。ベイシャトルを利用すれば神戸空港側の専用駐車場が旅行中は無料となるため、長期で旅行する予定がある人におすすめの交通手段です。
船内の様子
また「神戸-関空ベイ・シャトル」では、神戸市内のレジャー施設や交通機関の利用券とセットになったお得なチケットも販売中。関空から神戸へ向かうときの交通手段候補の一つとして、覚えておいてくださいね。
神戸-関空ベイ・シャトル乗り物情報
公式サイト https://www.kobe-access.jp/
料金 往復/大人(12歳以上)3,060円・小児(6~12歳未満)1,530円、片道/大人1,880円・小児940円、障がい者大人950円・小児480円、※大人1人につき同伴する座席を必要としない幼児(1歳以上6歳未満)1人まで無料
乗車券の購入場所 インターネットもしくは電話にて予約、チケット売り場
支払い方法 現金、クレジットカード、電子マネー
2021年(令和3年)に運行を開始した「ポートループ」は、2つの車両が繋がった全長約18mの連節バスです。その長さは通常のバスの約1.5倍! 車両は港町に映える青と白を基調にしており、座席はタータン柄を採用するなど神戸らしさを演出しています。そんなポートループは三宮から新港町、ハーバーランド間を1周50分ほどで周遊。中心街の観光地巡りにもおすすめです。
新港町バス停で降りれば、2021年にオープンした「神戸ポートミュージアム」へも徒歩すぐ。また、全長18mの長い車体がポートタワーで大きく転回するシーンは一見の価値があります。「ポートループ1日乗車券」を利用すれば、「神戸シーバス boh boh KOBE」「神戸ハーバーランドumie」などの施設で割引やプレゼントなどの特典がもらえる優待制度もあるので、観光の際にはぜひ活用してくださいね!
ポートループ乗り物情報
公式サイト https://www.shinkibus.co.jp/bus/portloop/index.html
料金 大人210円、小児110円、1日乗車券500円 ※大人1名につき同伴する幼児2名まで無料、さらに土日祝および指定日は 「エコファミリー制度」で大人1名につき同伴する小学生以下2名まで無料
乗車券の購入場所 1日乗車券はアプリPassRu(パスルー)で購入可能
支払い方法 現金、交通系ICカード、NicoPa
神戸には市民の足として、観光のときの交通手段として活躍する乗り物がたくさんあります。特に、観光スポットで乗車できる乗り物は車体デザインも凝ったものが多く、写真映えするものばかり。乗車記念に、ぜひとも写真に収めてほしいです。
今回紹介した乗り物とは別に、神戸で運航しているクルーズ船は、別記事で特集を組んでいます。「神戸の景色を海上から楽しみたい」という方は、こちらも合わせてチェックしてみてくださいね!
※なお、文中の写真はすべて各施設より提供いただいたものです。
取材・文 中田ゆりな
神戸公式観光サイト Feel KOBE
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