築80年・有形文化財の古民家レストラン！身体に優しい「発酵食材」を使った創作フレンチが魅力 ～神戸・湊川～

はじまりの一品は、鱈が入った「洋風茶わん蒸し」。上に、ドライトマト・ジェノベーゼソースのほか、酒粕のチーズがトッピングされていて、混ぜてスプーンでいただきます。

ドライトマトと一緒に食べると酸味がプラスされ、酒粕チーズと一緒に食べると少しクリーミー。たまに柚子の皮のいい香りも感じられます。

酒屋ならではの「発酵食材」とフレンチを融合した創作料理が続きます。

2品目「発酵料理の盛り合わせ」は、右上から、季節のサラダ／スパニッシュオムレツ／鴨ロースト／鯛の塩麴マリネです。

ドレッシングやサラダには、どれも醤油麹や塩麴などが使われており、料理にプラスする塩味としてそのまま塩を入れるということは基本ないんだとか。

お料理はもちろんですが、さりげなく添えられている「ソース」だったり、「ドレッシング」に1番時間をかけて作っているそうです。

粒マスタードと酢をあわせたソースと一緒にいただく「鯛のマリネ」は、ピリッとした辛さと、とびっこのプチプチ食感が楽しい。

魚は季節によって変わるみたいです。

メイン料理は「播州百日鶏の塩麴焼」を、シャスールソースというトマトベースのソースでいただきます。

弾力のあるイメージの百日鶏を低温調理することで、身がやわらかい！付け合わせの野菜には、サツマイモのマッシュポテトが添えられていますが、甘みがしっかり感じられて感動していたら、なんと隠し味にココナッツが入っているそう。特に女性ファンが多いそうですよ。

一緒に合わせるのは「竹泉 神戸にごり」というにごり酒。神戸らしいラベルが可愛らしく、県外の人にプレゼントするのもいいかも、なんて考えながら飲み進めます。

「にごり酒」のピリッとした微炭酸が、肉料理によく合います。

最後は「かぼちゃのポタージュ」。小海老や蓮根、さつまいもなどの根菜がゴロゴロと入っています。

「酒粕の生クリーム仕立て」が別で添えられていて、味変させながら食べるのもいい。酒粕の香りがしっかり感じられるので、濃厚なポタージュが一気に大人味に変化し、新感覚の味わいです。この酒かす生クリーム、いつか販売してほしい。

〆には、ごはんと香の物もついてきます。

最後はデザート「ガトーショコラ 甘酒ソース」。一緒に珈琲 or 紅茶を選べます。

添えられている「甘酒アイス」と、手作りの「発酵餡子」、どちらも優しい甘さです。

これでランチコース（3500円）は完結。ボリューム感もあるので、男性でも満足度が高いのではないでしょうか。ちなみに、ディナーコース（6000円）は、メインのお肉料理がさらに豪華になって、魚料理もプラスされます。

ちなみに、今年前期の朝ドラ「らんまん」で、タレントの神木隆之介さんが演じる主人公は、世界的な植物学者 牧野富太郎 氏。

彼の「植物研究所」は、この庭の向こうに見える「会下山小公園」のすぐ近くにあったそうですよ。

テラス席は、いつか「わんこOK」のお席にしたいとのこと。まだまだバージョンアップしそうなので、次足を運ぶのが楽しみです。

住宅街の中にポツンとある『la mura（ラ・ムーラ）神戸会下山』では、建物内に入った瞬間「非日常」を味わえる趣を感じる時間となりました。

近くにコインパーキングがあるので車でいくのもいいですが、「お酒好き」の人なら、お散歩がてら電車で行くのがおすすめ！

お店の位置情報は以前の記事で詳しくご紹介しています。

湊川公園駅の北に、隠れ家レストラン『La mura（ラ・ムーラ）神戸会下山』ができてる。国の登録有形文化財で、フレンチと日本酒を

2023年1月21日

メニューは、今のところ年4回季節に応じて変更予定だそうなので、また春頃に足を運んでみようと思います。

【店舗名】la mura（ラ・ムーラ）神戸会下山
【ジャンル】フレンチ、日本酒、ワイン、古民家レストラン
【住所】神戸市兵庫区会下山町1-2-15
【電話番号】078-381-8596
【営業時間】11:30-14:00（L.O 13:30）/ 18:00-21:00（L.O 20:00）※ 完全予約制（前日16時まで）
【定休日】不定休
【リンク】公式サイト / Instagram  / 食べログ
【駐車場】なし
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