灘の酒づくりがよくわかる『白鶴酒造資料館』で日本酒の旨さを学んできた

締めくくりは、試し飲みとお土産コーナー

1階に降りると、酒蔵に残されていた昔の品などが展示したスペースが。こちらは当時『白鶴』を扱っていた店が看板として使用していた特約店の証。

非常に手の込んだものや豪華なものが多く、店名が入ったものなどもあります。こんなのもらったら売る方も気合いが入りそう。

記念撮影用のコーナーもあります。ハッピや前掛けなどの小道具も用意されていて、海外の人にも大人気。スマホスタンドもばっちり用意されてます。

こちらの絵画ポスターは当時の宣伝用に使われてたみたいです。絵の中に必ず鶴が描かれているそうなので、探してみるのも楽しいと思います。

ぐるっと回って、最後のゾーンには「唎き酒コーナー」が。これを楽しみに来る人も多いんじゃないでしょうか。中に入ってみましょう。

ここでしか飲めない特別純米原酒「蔵酒」が用意されていました。試飲とはいえ無料と聞いてビックリ。ほかにも直営店限定の『白鶴錦』や『にごりゆず酒』などがありました。試飲は各サンプルにつき1人1杯ということですので、節度をもって楽しみたいですね。

※「無料試飲」は、コロナ対策として当面中止となっています。

ちなみに「白鶴 至高の酒」と謳われる袋吊りの純米大吟醸『天空』も1杯500円で試し飲みができます。これもなかなか無いチャンスだと思いますので、お好きな人はぜひチャレンジを。

「唎き酒コーナー」を出ると売店へ。先ほどの『蔵酒』(500ml/1,100円)は、ここ『白鶴酒造資料館』限定の商品ということで、やはり人気No.1のようです。

また、試飲で味わった『白鶴錦』(720ml/3,300円)や、地元の神社にちなんだ『弓弦羽』(720ml/2,750円)なども直営店でしか買えませんので、お土産にピッタリなんじゃないでしょうか。
※価格は全て税込。

お酒以外にもいろいろありまして、定番のTシャツ(3,300円)や、蔵人人形が身に付けていた前掛け(1,100円)、半纏(6,600円)などのグッズも揃っています。半纏は子供用のサイズもあって、同価格で帯と手拭い付き。

ロゴ入りの徳利とお猪口もいいですね。こちらの酒器セットは有田焼で4,400円。お酒を飲むたびに思い出す、いい記念になりそうなアイテムです。

お土産としては見た目のインパクトも大切。思い切って菰樽(1,320円)を選ぶのもいいかもしれません。ただし、お酒は入っていませんのでご注意を。

お酒を飲まない方や、気軽に渡せるお土産としては、いろんな用途に使える手拭い(880円)なんかもアリかと。

女性へのお土産としては酒粕パック(1,320円)も人気だそうです。純米大吟醸酒と書かれていますので、かなり贅沢な感じで「白鶴だからできた」というのも納得できそう。

ここまでじっくり見てきて、この建物自体が歴史ある酒蔵というのもありますが、日本を代表するメーカーの伝統的な工程をリアルに見学できるというのはかなり貴重な体験なんじゃないかと思います。

酒づくりの工程を説明する展示パネルには今の時代の設備も写真入りで紹介していたりして、とてもわかりやすい内容になっていましたし、実際の本社工場がすぐ隣にあるのも説得力あり。

普通の工場見学とはまた違った学びがあって、大人も子供も、お酒を飲まない人も楽しめる『白鶴酒造資料館』。すぐ近くには『白鶴美術館』や「住吉川」もありますし、1日かけて周辺を散策するのも良いかもしれませんね。

スポット名白鶴酒造資料館
ジャンル博物館
料金無料
住所神戸市東灘区住吉南町4-5-5
電話番号078-822-8907
営業時間9:3016:30
※入館は16:00まで
定休日お盆(2020年8月13日~8月17日)
年末年始(2020年12月27日~2021年1月4日)
※設備のメンテナンス等のため、臨時に休館する場合があります。
※お越しの際は事前にお電話にてご確認ください。
リンク公式サイト
駐車場自家用車約15台

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