こちらの映写機は16ミリのもので、第二次大戦後にGHQから全国の都道府県へ無償で貸与されたもの。単に古いものを展示しているだけでなく、資料や説明を加えることで歴史的な背景を学べるのも、神戸映画資料館の特徴です。
映写機のすぐ上には年季の入った映画のポスターが。かなり古い映画のようですが、見たことも聞いたこともないのになぜか懐かしく感じます。一方で「神戸スケート映画館とかあったんだ!」という驚きも。
同じ壁に飾られた過去の名作のチラシ。今で言うフライヤーですね。資料としても大変貴重なものだと思いますが、映画マニアやコレクターにはたまらないんじゃないでしょうか。
もちろん現在上映中の映画や、これから上映される映画のチラシもラックにたくさん並んでいます。ネットやSNS全盛の時代ですが、こうしたチラシがきっかけで映画に出会えるのも良いですね。
『シネマカフェ チェリー』ではコーヒーやコーラをはじめ、いろんなドリンクを用意しています。トーストやクッキーなどもありますので、小腹が減ったらここでゆっくり充電するのもいいかも。
こちらはシアターの入口。中には35ミリと16ミリの映写機のほか、各種デジタルメディアの再生にも対応した映写室を完備しています。ちなみに手前の机がチケットカウンターで受付になっています。
シアターの客席は全部で38席。ドルビーSRに対応していて、有料の施設としても利用することができます。上映会のほか、講義や座談会などのトークイベントも行われているとのこと。
※現在は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、座席は半分の19席に制限されています。要予約でマスク着用のこと。
シアターのある一番奥から入口の方を見るとこんな感じ。右側が『シネマカフェ チェリー』で、左側のガラス沿いにはたくさんの資料が並んでいます。
神戸ジャーナル 編集部
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