源平にゆかりの深い名刹『須磨寺』。実は意外とおもしろ志向

貴重な史跡と「おもろいもん」が混在する境内

寺務所・納経所の外へ出たところ。この建物は正面の右側に屋上へ上がる階段があり、上から境内を見渡すことができます。

さっきから気になっていた孫悟空がいる場所は、参拝客が引いたおみくじを、自分の干支のところに結ぶためのもの。十二支のバラツキが意外と少ないのもおもしろいです。

こちらは本堂。本尊聖観世音菩薩、脇侍毘沙門天、不動明王が祀られています。

火災や洪水などの災害により何度も建て直され、昭和47年には文化庁の指導で全面解体修理を実施。その後も復元のための修理が行われるなど、良い状態が維持されています。

正面の階段部分にはこんなあしらいが。表示としてはわかりやすいですが、足の順番に何かルールがあるのでしょうか。

ちなみに本堂の西側にはスロープがあり、車椅子で上がって参拝することもできます。

本堂横にある結縁数珠です。大きすぎて数珠だと思いませんでした。首にかけると肩こりに効くそうですが、逆にやられるかも。サイズ的には二人がかりでないと持てないようです。

 

 

本堂の裏側に風神雷神。もしかしたら絵馬を見張ってくれているのかもしれません。

こちらは「義経腰掛けの松」と呼ばれるもので、一の谷の合戦後、源義経がこの松に座って敦盛の首と笛を実検したといわれています。

経木供養所である八角堂は、新しいこともあって境内でもひときわ目立ちます。洗練された感じで、なんかかっこいい。

境内にあるトイレは清潔で広々。車椅子にも対応していて、目の前にはスロープもあります。

三重塔の鮮やかさ色彩にも目を引かれます。塔の周囲には四国八十八カ所お砂踏み霊場があり、ガラス越しに砂を踏んでお詣りができるとのこと。

 

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