全天候型の屋内サファリ『神戸どうぶつ王国』の見どころをピックアップ。丸一日かけて満喫したい動物園

ライター:キド

アフリカの湿地~熱帯の森~熱帯の湿地

少し休憩して、屋内エリアの半屋外(天井にネットが張られていて導線の頭上には雨避けの屋根がついています)になっている中央のエリア「アフリカの湿地」エリアへ。ココも、順路に沿ってまわるだけでも、水辺の鳥を中心に、様々な動物がいます。

まずは、「マガモ」や「ツクシガモ」など、色んなカモたちがお出迎え。数羽がまとまって平和に泳いでいます。

「モモイロペリカン」もすぐに見つかります。くちばしをパックンパックンさせてほしかったですが、この日はひたすら泳いでいました。

ペリカンの口の袋には、大きなモノだと14リットル!?もの水が入るらしいですよ。2Lのペットボトル7本分が口に溜められる考えると実に驚きですね!

エリアの中央のあたりを見ていると、「動かない鳥」として有名な「ハシビロコウ」が悠然と立っていました。動かないはずの鳥が、この日は少し動いていました。ハシビロコウが動いている姿を見れただけでも、少しラッキーかも。

アフリカの湿地エリアには、鳥以外の動物も。

この9月に赤ちゃんが生まれた「ケープハイラックス」。小動物のような見た目ですが、足には蹄に似た爪あって、動物学的分類上はゾウに近い種類のようです。なんとも信じがたい話ですが・・・

隣にいたのは、「フェネック」。小ぶりで可愛いらしい見た目とは裏腹に、食事をしている様子がワイルドで、自然の厳しさを感じます。

よく見ると結構毛がフサフサで、アフリカで暑くないのか?と思ったのですが、逆に、砂漠の熱から皮膚を守るためにぶ厚い毛で皮膚を守っているみたいです。

アフリカの湿地エリアの最後にいたのが「フラミンゴ」。この日は、2羽のフラミンゴが、クワックワッと共鳴し合っていました。

アフリカの湿地で忘れてはいけない動物「コビトカバ」。世界三大珍獣に含まれている愛嬌満点の動物です。コビトカバと会えるのは、アフリカの湿地の南側の扉を出てすぐにいるので、ぜひチェック。

この日は、ひたすら寝転がっていましたが、「カバカバトーク」というパフォーマンスもあるみたいなので気になる人はどうぞ。(11:00~/15:00~)

コビトカバを横切ると、すぐ横に「熱帯の森」の入り口があります。何を隠そう、熱帯の森はバードショーに並ぶくらい大興奮でした!

カピバラとふれあえるのもこのエリアです。それ以外も、すぐ目の前をサルが走り回っていたり、ナマケモノが間近で観察でき、ぜひ時間をかけてまわってもらいたいエリアです。

入ってすぐにいるのは「ブッシュドック」。ブッシュ=ヤブにいるドッグ=犬ということで、別名はヤブイヌ。犬とイノシシを足して2で割ったような印象です。

次に寝転がりながら待ち受けているのが「カピバラ」です。

すぐ近くに座っていますし、動きもゆっくりなので子どもでも触ることができます。有料(1回100円)ですが「えさやり」も。

カピバラに気をとられていると、すぐ横を「ゾウガメ」がどけよ、と言わんばかりに近づいてきます。カップルや家族でカピバラやゾウガメと並んで、写真を撮っている人も多かったので、ココは大事なフォトスポットとして要チェック。

熱帯の森をさらに奥地に進んでいくと…ジャングルのような木々が生い茂ってきます。このエリア一帯がジャングルのように、様々な動物がほぼ放し飼いのように見れるようになっています。

この写真だけで、手前に鳥の「オオハシ」。その下とその奥に「ナマケモノ」が2匹、さらに奥の頭上に「ミナミコアリクイ」が。もう、何が何やら、ジャングルの奥地に迷い込んだ気分です。

アリクイもこんな風にすぐ手が届きそうな距離で生活を見ることができます。

アリクイは一度の出産で一頭ずつ産むらしいのですが、意外なことに子どもは育つまで親の背中に乗って生活するみたいです。人間の赤ちゃんがお母さんのおんぶされて育つのに似ていますね。

同じ場所にいたナマケモノはせっせと食事中。全然なまけてません。

ナマケモノを過ぎると、“生きた化石”と呼ばれる世界最大の淡水魚「ピラルクー」に遭遇。えさの時間だったので、ピラルクーは身体をねじりながらえさを食べてました。ピラルクーのえさやりは、列に並べば無料でできます。

最後には「アルマジロ」がチョロチョロ行ったり来たりする姿に癒されながら、熱帯の森を出る頃にはもうフラフラになるくらい、多くの動物を見て触れ合うことができました。

アルマジロの固くてすべすべした甲羅に触れるアルマジロタッチもどうぞ。(12:00~/15:00)

続いて「熱帯の湿地」。ココには、ヘビ、イグアナ、ワニガメ爬虫類がたくさんいます。好きな人にはたまらないエリアですが、爬虫類が苦手な人は駆け抜けたいエリアです。

ただ、最近テレビなどで話題の、池や川に住みついて既存の生態系を脅かす外来種の代表格である「ワニガメ」を目の前で見られて、コレが繁殖するとヤバそう。。。と、ちょっと実感がわきました。

口の中に小さくて細いピンク色のミミズのような舌があり、水中でこれを小さな生き物かのように動かして近寄る魚を捕食するそうです。

 

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キド

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2 件のコメントコメントを残す
  • 匿名さん

    アメリカリスじゃなくてクビワペッカリーですよ

    2020年3月2日6:18 AM 返信する
    • カズマ

      ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。

      2020年3月3日10:24 PM 返信する