兵庫県内で『インフルエンザ』が流行してる。神戸市内でも急増、感染予防・拡大防止対策を

Photo AC マスク

兵庫県は19日、県内での『インフルエンザ』流行が「注意報レベル」になったことを発表しました。前週から急増しています。

兵庫県内・神戸市内ともに「19」超えで注意報レベルに

兵庫県は「県感染症情報センター」のページで、県内で定点観測している感染症の報告者数を毎週公開しています。

2024年50週(12月9日~12月15日)の期間中、インフルエンザの報告数(速報値)が「19.38」となり、注意報レベルとなる「10」を超えました。

ちなみに「30以上」になると警報レベルになります。

兵庫県 神戸市 インフル インフルエンザ 流行 感染 拡大
画像:兵庫県資料より

過去5年間の県内での流行状況を表したグラフはこちら。赤色の「24-25」が今年の数字です。

大きく流行していた昨年と比べると報告数は少ないものの、この数週間で急激に増加しているのがわかります。

兵庫県 神戸市 インフル インフルエンザ 流行 感染 拡大
画像:県感染症発生動向調査週報(速報) 2024年第50週 資料より

県によれば「インフルエンザ」だけでなく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)なども前週より増加しているみたい。

兵庫県 神戸市 インフル インフルエンザ 流行 感染 拡大
画像:神戸市感染症統合情報システムより

神戸市も、市内の各種感染症の状況を「感染症統合情報システム」のページで毎週更新しています。

第50週の定点あたりの報告数は「19.77」と、市内でもインフルエンザは注意報レベルに。4週ほど前から急激に増加しているようです。

感染拡大防止に「予防接種」「手洗い」「消毒」「マスク」を

インフルエンザなどの感染症を予防したり、感染拡大を防ぐには、重症化予防などにも有効な「予防接種」のほか、手洗い・手指消毒・マスクの着用・適度な換気も大事です。

基礎疾患がある人や高齢者、妊婦など、重症化するリスクが高い人、小学生以下の子どもは、発熱などの体調不良時に充分な水分補給をとることも意識しましょう。

神戸市のインフルエンザ予防接種では、神戸市に住民登録がある「満1~12歳(13歳の誕生日前日まで)の子ども」を対象にした接種料金の補助もあります。

「65歳以上」または「免疫機能に障がいがある60~64歳」などの神戸市民に対しては、1,500円または無料で予防接種を受けられるそうです。

小児インフルエンザ予防接種料の一部補助
対象者
・接種日時点で神戸市に住民登録がある
・満1歳~12歳(13歳の誕生日の前日まで)の方

対象期間
2024年10月1日(火)~2025年1月31日(金)

補助額
1回目:2,000円
2回目:2,000円
※2回目は多子世帯のみ(接種日時点で同一世帯に18歳未満の子が2人以上いる世帯)
※医師の判断により予防接種を行わない場合があります。この際に発生した診察料は自己負担となりますので、あらかじめご了承ください。

詳細
神戸市「小児インフルエンザ予防接種料の一部補助(任意接種)」ページ

高齢者のインフルエンザ定期予防接種
対象者
・接種日時点で神戸市民である
・65歳以上
・または60歳から64歳で心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に障害のある方(いずれも身体障害者手帳1級所持または同程度の方) 
※障害により身の回りの生活を極度に制限される方や、日常生活がほとんど不可能な方が対象となります。

対象期間
2024年10月1日(火)~2025年1月31日(金)

接種料金
1,500円
※ただし、「生活保護世帯」「市民税非課税世帯」「神戸市発行の公害医療手帳をお持ちの方」「中国残留邦人等支援給付制度受給者」いずれかに該当する方は無料

詳細
神戸市「高齢者のインフルエンザ定期予防接種」ページ


インフルエンザワクチンの効果が期待できるのは、接種後「2週間~5カ月間」程度みたい。年末年始のお休み期間に感染して”寝正月”とならないように、予防接種など今からでもできる感染予防でぜひ対策してみてください。

◆関連リンク
兵庫県感染症情報センター – 公式サイト
神戸市感染症統合システム – 公式サイト
小児インフルエンザ予防接種料の一部補助(任意接種) – 神戸市
高齢者のインフルエンザ定期予防接種 – 神戸市

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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