神戸市が、高潮・津波対策として、防潮鉄扉の遠隔操作化や防潮堤のねばり強い構造への補強等のハード対策を進めています。
休日・夜間等の就業時間外に津波が発生した場合の防潮鉄扉の閉鎖にあたっては、一部運用を開始したタブレットによる遠隔操作で閉鎖、遠隔操作化が未了の防潮鉄扉等の近隣に居住している職員が現地に駆けつけて閉鎖する体制を構築しています。
防潮鉄扉を安全・確実かつ迅速な閉鎖を行うべく、下記の通り、防潮鉄扉等の閉鎖訓練が行われます。
時期
2023年8月21日(月)~9月1日(金)予定
※遠隔操作による閉鎖訓練は9月1日(金)の夜間に実施します。
場所
神戸市東灘区~須磨区
訓練内容
職員による閉鎖訓練
防潮鉄扉の近隣に居住している職員が、担当する場所及び操作方法を再確認し、閉鎖作業を行います。
遠隔操作による閉鎖訓練
夜間に津波が発生した場合を想定し、夜間においても確実かつ安全に閉鎖ができるように、港湾局執務室を自宅と想定し、そこからメリケンパーク内にある防潮鉄扉をタブレットで閉鎖します。
概ね1000年に1回と発生確率は低いものの、発生すれば甚大な被害をもたらす「南海トラフ巨大地震」に伴う津波(最大クラスの津波)への対策は2023年3月に完了しています。
さらなる取り組みとして、防潮鉄扉の遠隔操作化を2024年度の完了に向けて進めているそうです。
神戸ジャーナル 編集部
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