神戸市を拠点に活動するプロ女子サッカークラブ『INAC(アイナック)神戸レオネッサ』の運営会社が変わることが発表されました。クラブ名は変わらず、本拠地も引き続き神戸市になるそうです。
1月に「皇后杯」優勝、リーグ戦でも現在首位
「INAC神戸レオネッサ」は、神戸を拠点に2001年に発足。2005年にサッカーLリーグに参入し、1年で1部に昇格しました。
2010年には「全日本女子サッカー選手権大会」(現在の皇后杯)で初のタイトルを獲得。
翌2011年には、澤穂希選手、大野忍選手、近賀ゆかり選手など日本代表選手が加入して、悲願のリーグ初優勝を果たしました。
今年1月に開催された「皇后杯全日本選手権」では7度目の優勝を飾っています。
現在「WEリーグ」では5勝2分けの勝ち点17で首位に。3月2日(土)からリーグ後半戦が始まり、3月3日(日)にアウェーでの浦和戦が予定されています。
ホームタウン活動も活発に行っていて、地域の祭りやイベントなどに参加したり、アカデミーコーチが学校などを巡回訪問したりしてます。
「ROKKO i PARK」など手がける大栄環境にバトンタッチ
2月26日に行われた記者会見で、INAC神戸を運営してきたアスコホールディングスから、東灘区・六甲アイランドを中心に事業を展開している「大栄環境グループ」に株式が譲渡されることが発表されました。3月1日付で新経営体制が発足します。
大栄環境は3月にリニューアルオープンする、神戸ファッションプラザの商業施設「ROKKO i PARK」などを手がけています。
INAC神戸は、W杯ドイツ大会で日本が優勝した2011年以降、集客面で苦戦していて、一時は関東の企業への譲渡も持ち上がったんだそう。
しかし「みなと銀行」が神戸にチームを残そうと尽力し、INAC神戸の練習場がある六甲アイランドの大栄環境が応じて譲渡が決まりました。
アスコホールディングスの文弘宣会長は「設立から20年経ったら、より経営力のある会社に引き継ぎたい」と考えていたんだそう。
大栄環境の金子文雄社長も「地域への貢献という思いを込めてクラブを引き受けることとした。今後はクラブ経営の一員として盛り上げていきたい」とコメントしています。
クラブのさらなる発展を願っての譲渡なんだそうです。3月から始まるリーグ後半もINAC神戸の活躍に注目ですね。
◆関連リンク
・INAC神戸レオネッサ – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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