7000枚以上のレコード!? 地元民に愛される『ジャズ喫茶』へ。神戸三宮のアンティークショップにも寄って「ディープ」な1日を

ようやく待ちに待った、涼しい秋がやってきましたね。秋にはいろんなお楽しみがありますが、「芸術(音楽)の秋」もそのひとつ。なかでも神戸といえば「ジャズ」は欠かせない代名詞です。

今日は、ジャズを聴きながらコーヒーを味わえる喫茶店があると聞き、行ってみることに。途中、秋の夜長を楽しめそうなアイテムを探しに、寄り道もしてみます。

ちょっとディープなグルメやカルチャーが集まる、さんセンタープラザを巡っていきます!

「秋の夜長」にぴったりのアイテムを探しに

センタープラザ・3階まで上がると、アンティークショップ at’s (アッツ)に到着!主に、アメリカ・イギリスから買い付けられた「アンティーク・ヴィンテージ家具」を取り扱うお店です。


※許可を得て撮影しています

落ちついた雰囲気のある家具に、ハンギングランプやシャンデリア、ランプシェードがたくさん!「こんな優しい光に包まれて、秋の夜長を過ごしてみたい…」と、想像がふくらみます。

こんな感じで読書をしたら素敵そうかな?と、試しに座らせてもらうことに。「これからも長く使えるように」とお手入れされた家具は、何とも良い座り心地でうっとり。飲み物を片手に、ゆっくりとおうち時間を過ごしたいですね。

この日のBGMには、「ジャズ」がセレクトされていて、店内はとっても良いムードに包まれています。何でもお客さんの中にはジャズファンが多く、音楽情報をいろいろと教えてくれているんですって。

すっかり「ジャズ気分」が高まって、次の目的地へと向かいます。

音楽の秋を「ジャズ喫茶」で満喫する

つづいては、センタープラザ西館へ。ちなみに「さんプラザ・センタープラザ・センタープラザ西館」の、地下1階・地上2・3階は、それぞれ連絡通路でつながっているので、東西の移動に便利ですよ。

センタープラザ西館・2階茶房 Voice に到着!フィギュアやゲームなど、サブカルチャー系のお店が多いフロアの中、木のぬくもりある外観は、ちょっと不思議な存在感です。ノスタルジックなステンドグラスと、レースのカフェカーテンが可愛く、懐かしい感じ。

こちらは長年、地元民から愛されているジャズを聴ける喫茶店で、初見でも大丈夫かな?と、ちょっとドキドキしつつ入店してみます。※喫煙可能店。20歳未満・妊婦さんは入店できません

入った瞬間、カウンター内のマスターが笑顔で迎えてくれ、フレンドリーな雰囲気にホッとし、奥へと進みます。店内は、カウンター・15席、テーブル・2名席が5つ、他にも4名くらいが座れる席も。

外からは分かりませんでしたが、センター街に向かって大きな窓があり、柔らかな光が入ってきていて、今回はその明るい窓際の席に座ることにします。

メニューはこんな感じで、一杯だての「珈琲(600円〜)」が定番人気みたい。珈琲が苦手な人には「紅茶/musicaTEA・4種類(650円)」もあり、「1杯目はストレート、2杯めはミルクたっぷりで」とのこと。

小腹が空いていたら、トーストやデザート類もありますよ。

今日は、あわあわミルクがのった「カプチーノ(700円)」と、アップルパイ(450円)を注文することに。カプチーノには「シナモンパウダー」でなく、「シナモンスティック」が付いてきて、カッコいいビジュアルがうれしい。

それではいただきます。オーディオから流れるジャズに耳を傾けながら、シナモン香るカプチーノを味わいます。アップルパイはシンプルな見た目と素朴な甘さで、おいしい!

ちなみに、シェルフにみっちりと並ぶレコードは、なんと7000枚以上!その中からマスターがBGMを選曲しているそうで、毎日通っても聞き飽きなさそうな枚数ですね。

シェルフの下にある、オーディオ機器「アルテック」の立派なスピーカーは、初代オーナーがアメリカから取り寄せた、ヴィンテージのものなんだとか。オーディオ好きの人には、スピーカー前は特等席ですね。

およそ150年前にエジソンによって発明されたレコードは、その魅力のひとつが「音質の良さ」と言われています。2020年にはアメリカで、レコードの売り上げがCDを上回ったのだとか。

収録方式の違いで、レコードの音はCDよりも「表現力豊か」に記録されているとされ、「音が良い」と感じる人が多いみたいです。

マスターとおしゃべりをしたり、雑誌や新聞を読んだり、それぞれの楽しみ方で過ごすお客さんで、お店はアットホームな雰囲気。午後のひとときを、しばらくゆっくりとくつろいで、「芸術(音楽)の秋」を楽しみます。

今日は、「アンティークショップ」で秋の夜長が楽しくなりそうなアイテムを探したり、「ジャズ喫茶」を満喫しました。

神戸は「日本ジャズの発祥の地」といわれ、1923年に日本人初のプロジャズバンドが、当時のオリエンタルホテルで演奏したことが始まりなんだそう。それから約100年経った今もジャズファンは多く、ジャズを楽しめる喫茶店やバー、ライブハウスがいくつもあるんですよ。

特別な知識がなくっても、「ジャズの街神戸」を、もっと気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

この記事を書いた人

しょうこ

好きなことは写真撮影、アート鑑賞、あとビールを飲むのが大好きです。

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