姫路市に本社がある「神姫バス」が、2027年に創立100周年を迎えることを機に、三宮に「神戸本社」を設けて、姫路本社との2本社制にすることを発表しました。
設立当初の本社があった神戸に拠点
画像:神姫バス公式サイトより
神姫バスは、1927年(昭和2年)に神姫自動車として発足しました。1927年8月~1928年3月には神戸市須磨区に、神姫バス設立当初の本社もあったのだとか。現在は兵庫県南部を中心に、路線バスや高速バスなどを運行しています。
2027年8月に創立100周年を迎える神姫バスですが、2030年のあるべき姿のグループ構想として「地域に不可欠、なくてはならない『まちづくり・地域づくり企業』へ進化する」を掲げています。
事業エリアで主要地域でもある兵庫県で、この構想を達成するためには「2拠点化」が必要と考えたんだそう。
100周年事業の一環として、かつて本社があった神戸に「神戸本社」を設けて、姫路本社との2本社制にすることに決めたそうです。
新オフィスは「地域・社会とつながる空間」がコンセプト
本社・所在地 | 新設・移転先 | 新設・移転時期 |
---|---|---|
姫路本社 姫路市西駅前町1 | 神姫バス姫路本社ビル(仮称)4~7階 姫路市北条口1 | 2025年9月末 竣工予定 2025年12月 業務開始予定 |
神戸本社 (新設) | 三宮ビルディング北館 3階 神戸市中央区小野柄通7-1-18 | 2025年1月 業務開始予定 |
「神戸本社」は2025年1月に、JR三ノ宮駅南側にある「三宮ビルディング北館」に新設予定。現在の姫路本社は、JR姫路駅北側で神姫バスが建設中の新オフィスビル(2025年9月末竣工予定)に移転するそうです。
新しいオフィスのコンセプトは「社員がひと・社会と結びつき、ともに成長できる空間」であること。グループ全体での連携強化に加えて、地域・社会ともつながりを持つことができる空間としていくみたい。
神戸本社イメージ
画像:外観画像は森本倉庫公式サイトより
「神戸本社」は491.55㎡の広さで、地域の課題解決や公民連携などに取り組む「地域事業本部」や、新規事業開発やベンチャー企業への出資などを担う「事業戦略部」の合計40名が勤務します。
これらの部門以外にも、人事部における採用拠点や、グループのサテライトオフィスとしても活用予定。すでに今年10月からサテライトオフィスとして利用しているそうです。
姫路本社イメージ
「姫路本社」の移転先となる「神姫バス姫路本社ビル(仮称)」は地上7階建てで、姫路本社は4~7階部分(4フロア)に入ります。ちなみに2・3階には神姫バスグループ会社が入居するみたい。
脱炭素・環境に配慮した木質化オフィスで、監査室・経営企画部・総務部・人事部・バス事業部・次世代モビリティ推進室など合計100名が勤務します。
2本社制に移行することにより、神戸以東での事業を拡大するほか、優秀な人材確保も念頭にあるみたい。拠点や採用が強化されることで、バスを利用する側も今後より快適になっていくと良いですね。
◆関連リンク
・神姫バス – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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