神戸市が、長田区南部の人口減少・利用者向上対策として、市営地下鉄海岸線(新長田駅~三宮・花時計前駅)の運賃無料化の社会実験を行うそうです。
中学生以下の限定になりまして、2017年7月~2018年3月の9ヶ月間の社会実験です。中学生以下ということで、子育て世代への支援となりますが、どの程度、利用されるようになるんでしょうか。恒久化も選択肢になっているそうです。
路線図↓↓
新長田駅/駒ヶ林駅/苅藻駅/御崎公園駅/和田岬駅/中央市場前駅/ハーバーランド駅/みなと元町駅/旧居留地・大丸前駅/三宮・花時計前駅
今回の社会実験では、「三宮・花時計前駅」「新長田駅」の定期券窓口で中学生以下用の磁気カードを発行するようにするそうです。
そもそも、地元産業の衰退や震災の影響もあり、沿線の人口減少が続いており、年60億円程度の赤字がでていますので、社会実験のみの子育て世代への支援によって、収益改善の目途や人口増加につながるのか、といったところでしょうか。
このあたりは、三宮再開発とセットで、「三宮・花時計前駅」を「JR三ノ宮駅」にもう少し寄せて地上まで延伸したり、西神・山手線や北神急行との接続、灘区・東灘区まで延伸するなどの検討がされるのかもしれませんね。
ちなみに、神戸市交通局では現状でも「エコファミリー制度」という割引プランがありまして、土日祝は、大人が同伴する小学生以下のバス・地下鉄などの料金が無料になっています。
同行する大人1人につき小学生以下2人まで無料になり対象区間は、市バス全線・地下鉄全線・神戸交通振興バス 山手線・北神急行電鉄(新神戸~谷上)です。
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
ライター一覧