画像:こどもっとKOBE公式サイト/公式Instagramより
ふだん、保育所などに通っていない家庭の子どもを対象に、月10時間まで預かってくれる『神戸市こども誰でも通園制度』で、新たに利用できる施設が「14カ所」増えたそうです。
神戸市民を対象に、6カ月~2歳まで預けられる
この制度は、保育所などを普段利用していない子どもを、保育所や認定こども園などの施設で預かってくれるというもの。
利用する子どもの保護者に対しては、子育てに関する相談支援なども行っているそうです。
利用できる条件は「神戸市民」であり、預ける子どもの年齢が「0歳6カ月~2歳」であること。
そして現在「保育所や認定こども園、地域型保育事業(小規模・事業所内・家庭的保育)などに在籍していない」ことです。
保護者が仕事をしているかどうかは問わないみたい。
一時保育とは違い「利用理由は問わない」
一時保育との違いは、一時保育を利用するには保護者の仕事や病気などの理由が必要になりますが、誰でも通園制度では利用の理由は問わないのがポイント。
ほかにも、月あたりの利用日数上限や利用料金が違ったり、一時保育にはある「多子世帯の軽減措置」は、誰でも通園制度にはありません。
ただし利用するには「事前面談」が必要です。
保護者と施設による面談となり、利用する子どもも原則として同席します。
制度の意義や利用ルールを案内するほか、子どもの特徴(食事・睡眠・アレルギーなど)や保護者の意向について把握するみたい。
新たに14施設追加で「35施設」で利用可能に
「誰でも通園制度」は2026年度からの本格実施に向けて、こども家庭庁で準備が進められています。
神戸市では本格実施に先駆けて、利用者ニーズや運用上の課題などの情報収集のために、モデル事業を実施しているそうです。
区 | 施設名 | 施設種別 |
---|---|---|
東灘区 | 幼保連携型認定こども園渦が森幼稚園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 |
幼保連携型認定こども園神戸夢 | 幼保連携型認定こども園 | |
御影ちぬっこ保育ルーム【新規施設】 | 小規模保育事業所 | |
灘区 | 幼保連携型認定こども園神戸さくら保育園 | 幼保連携型認定こども園 |
幼保連携型認定こども園はっとこども園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園光愛児園 | 幼保連携型認定こども園 | |
なのは乳児園【新規施設】 | 小規模保育事業所 | |
中央区 | 幼保連携型認定こども園真生きらきら保育園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 |
大慈幼保連携型認定こども園とも分園 | 幼保連携型認定こども園 | |
大慈ほまれ幼保連携型認定こども園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園ポートピア | 幼保連携型認定こども園 | |
神戸教会いずみ幼稚園【新規施設】 | 幼稚園 | |
兵庫区 | 松原保育所(公立) | 保育所 |
幼保連携型認定こども園宝地院保育園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園モーツァルト兵庫こども園 | 幼保連携型認定こども園 | |
北区 | 幼保連携型認定こども園桜の宮こども園 | 幼保連携型認定こども園 |
幼保連携型認定こども園星の杜こども園 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼稚園型認定こども園鈴蘭台幼稚園【新規施設】 | 幼稚園型認定こども園 | |
長田区 | 神視保育園 | 保育所 |
幼保連携型認定こども園新生こども園 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園ほそだ | 幼保連携型認定こども園 | |
須磨区 | 名谷フォレスト保育園 | 保育所 |
幼保連携型認定こども園のぞみ保育園 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園村雨こども園 | 幼保連携型認定こども園 | |
西須磨わかば園【新規施設】 | 小規模保育事業所 | |
垂水区 | 幼保連携型認定こども園彩の森 | 幼保連携型認定こども園 |
幼保連携型認定こども園舞子幼稚園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園明舞幼稚園 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼稚園型認定こども園星陵台めぐみ幼稚園【新規施設】 | 幼稚園型認定こども園 | |
小規模保育園あんよ | 小規模保育事業所 | |
西区 | 幼保連携型認定こども園あゆみ幼児園 | 幼保連携型認定こども園 |
幼保連携型認定こども園おっこう山 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園持子保育園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 | |
幼保連携型認定こども園YMCA保育園 おひさま分園【新規施設】 | 幼保連携型認定こども園 | |
学園みどりこども園 | 小規模保育事業所 |
神戸市は2025年度から制度を拡充するため、利用できる施設を新たに「14カ所」追加します。対象となる35施設は上記の通り。
2025年7月1日以降、2024年度から継続実施している施設とあわせて「35施設」でこの制度が利用できます。
利用可能時間
子ども1人につき 月10時間まで
※施設により1回あたりの利用可能時間が異なります
利用料金
1時間 300円
※一部世帯に該当する場合は払い戻しがあります
※給食やおやつがある場合は、実費負担が必要です
あわせて7月1日以降の利用から「オンライン予約システム」の活用を予定しているそうです。利用希望者から神戸市に利用申請すると、市が利用者アカウントを発行し、システムから事前面談を申し込めるようにするみたい。システムの具体的な利用方法は6月上旬ごろに発表されるので、利用を検討している人はぜひチェックしてみてください。
◆関連リンク
・神戸市こども誰でも通園制度モデル事業 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
ライター一覧