
「TOTTEI」を運営するOne Bright KOBEと「同志社大学」の共同研究により、TOTTEIが地域にもたらす統合的な価値は年間約405億円と算出されたそうです。

より広い価値の概念に対する評価や検証を行うために、アリーナ利用者や関係者、周辺エリア事業者、行政関係者などへの「インタビュー調査」や、兵庫県内の一般生活者への「Webアンケート調査」、「公開情報」などから経済波及効果を分析したのだそう。
インタビュー調査やアンケート調査は2024年11月から2025年2月にわたって実施されました。

約405億円の内訳は「TOTTEIによって周辺に生まれる経済効果(年間約252億円)」+「TOTTEIが神戸市に生み出す社会的価値(年間約153億円)」です。
TOTTEIによって周辺に生まれる経済効果は年間約252億円と推計。
飲食や宿泊などが含まれる「対個人サービス」を筆頭に「商業」、「輸送機械」といった産業に大きく影響を及ぼすことが明らかになりました。
なお、これは年間来場者を推定238.6万人で計算した場合の数字であって、年間来場者の目標数である300万人を達成した場合に周辺地域にもたらす経済価値は「年間約288億円」に及ぶと推計されたのだそう。

TOTTEIが神戸市に生み出す社会的価値は年間約153億円とのこと。
神戸市民は TOTTEIによって「心身の健康」に約91億円、「社会の発展」に約39.4億円、「個人の発展」に約29.9億円を享受していると示唆されます。

TOTTEIによって周辺に生まれる雇用人数も推計され、年間2,420人という値に。
経済効果と同様に「対個人サービス」「商業」「輸送機械」といった産業で多くの雇用が生まれることが明らかになってます。
TOTTEIの誕生をきっかけとした神戸のさらなる盛り上がりに期待したいところです。
詳しい分析結果は同志社スポーツビジネスラボHPで公表されてるので、興味のある人はチェックしてみてください。
◆関連リンク
・TOTTEI | GLION ARENA KOBE – 公式サイト
やよい
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