神戸市が飲食店での「テレワーク支援」を開始しました。１時間１００円で飲食店を仕事場として活用

神戸市が、様々スペースを貸し借りするプラットフォーム「スペースマーケット」を活用し、飲食店支援の実証実験「KOBE Work Space Share」を実施すると発表しました。

飲食店がスペースとして提供する1席を、一律「1時間100円」で貸し出す取り組みとなっています。

実施期間
令和3年2月4日～3月31日

ランチやディナー時間を避けて、稼働が低い時間帯にスペースとして開放し、仕事場（ワークスペース）として使ってもらうという活用イメージです。

今回のサービス内容は以下で、金額については、他のコワーキングスペースとかと比べても、圧倒的に安いと思います。

KOBE Work Space Share
①ワークスペース利用者に割引クーポンの提供
ワークスペース利用者に対して、対象店舗で利用できる5%割引クーポンを配布します。
②「1席100円／1時間」のサービス利用料
Wi-Fi付の飲食店テレワークスペースを格安の「1席100円／1時間」でご利用いただけます。
③飲食店を新しいテレワークスペースとして提案
飲食店をワークスペースとしての活用機会の創出につなげる新たな仕組みを提供します。

利用は、1人でのご利用を前提で、飲食の持ち込みは「水・お茶のみ」のみで、あとは、利用店舗で注文してもらうという形です。

基本的には飲食店支援の取り組みとなっていますが、今後、働き方の一つとして拡がっていく可能性があります。リモートワークが導入されたけど自宅に作業場所がなかったりして困っていた人には便利かも。

2月6日時点で参加店舗は、中央区2店舗、長田区1店舗です。

一方で、リモートワークを推進している会社などが「自宅以外」でのリモートワークを許容しているかというと、接触を減らすという意味で「自宅でのリモートワーク」を前提にしているので、拡がりは限定的かもしれません。

あと難しいのは、「三宮」が仕事場で「北区」が自宅の場合、リモート場所として選択するのは自宅近くの「北区」になるので、やはり、神戸市全域の取り組みとして利用可能店舗があればと思います。

リモートワークを推進する事業者が、オフィスを移転縮小するケースも増えてきていますので、飲食店が仕事場として活用できれば、新しいワークスタイルが確立するかもしれません。

◆関連リンク
・KOBE Work Space Share – スペースマーケットWORK