香水で「推し活」！オランダ館で世界でたったひとつの香り作り体験　　Feel KOBE

アイドルやキャラクターなどイチオシの人を応援する「推し活」がトレンド。最近は、推しをイメージしながらオリジナル香水を作る「推し活」も話題を呼んでいます。

今回は、異国情緒あふれる神戸の人気観光スポット、北野異人館街にある「香りの家 オランダ館」で、推しをイメージした世界でたったひとつの香水を作ってみました。その様子をご紹介します。

神戸・北野町の風見鶏の館の見える坂道を登ると、まさに異国。赤・白・紺のオランダの旗がはためく2階建ての異人館が見えてきます。こちらが、元オランダ総領事邸である「香りの家 オランダ館」。

長い間、オランダ総領事邸として使用されて、その後I.Sヴォルヒン氏の邸宅となっておりました。「香りの家 オランダ館」として一般公開が始まったのは、1987年1月のこと。2009年には、「ひょうごの近代邸宅100選」にも選定され、貴重な文化遺産となりました。

木靴「クロンプ」のオブジェ

敷地に入ってすぐに現れるのが、色とりどりのチューリップや四季の花に囲まれた美しい前庭。オランダの木靴「クロンプ」の大きなオブジェに入り込んで、写真撮影を楽しめます。

クロンプが並べられた玄関口

チケット売り場では、民族衣装を身に纏ったスタッフが出迎えてくれます。チケット購入後は、「クロンプ」が並べられた玄関口を横切り、備えられたスリッパを履いて館内へ。

「香りの部屋」

香水を調合するためのスポイトや、ビーカーが並ぶ「香りの部屋」にて、香水を作ってもらえます。レトロなランプがおしゃれでかわいい。とても雰囲気のあるお部屋にうっとりします。

香りの部屋に並ぶ、数々の香水

普段よく目にするものからレアなものまで、香水がずらりと並んでいます。キラキラ輝く美しい瓶も香水の魅力の1つだと気付かされます。

アンケートに回答

いよいよ推し香水作り。オランダ館では、年齢や星座、好きな音楽・花・果物などのデータから、個性に合うオリジナル香水を作ってもらえます。まずは、それらのデータを用紙に記入していきます。

より理想や好みに近い仕上がりになるよう、サンプルとして並べられた5種類の香りから、好みのものを順位づけ。1番好きな香り、2番目に好きな香り、苦手な香りを選びます。

自身の香水の場合は、声やしぐさ、人柄まで香りに織り込んでくれるそう。

推しをイメージした香水の場合は、その人の写真や、どんな人なのかのヒアリングを通して、人物像をはっきりさせていきます。あなたの推しにぴったりの香りになること間違いなしです。

オランダ製の香料を使って、腕利きの調香師（ブレンダー）に、世界でたった1つの香水を調合してもらえる瞬間はワクワクが止まりません。

サンルームで写真撮影

調合は調香師に行ってもらいますが、本物のスポイトやビーカーを手に取り、写真撮影ができます。まるで自分が調香師になったかのようで、気分も高まりますよ。

足踏み自動演奏ピアノ

香水の出来上がりを待つ間は、自由に館内を鑑賞。真っ赤な絨毯が敷かれた廊下を行くと、目に飛び込むのが応接間とダイニングルーム。イギリス製の家具が置かれた応接間は、当時を思わせます。

約200年前の足踏み自動演奏ピアノ「ピアノ・ラ・ピアノ」も同じくイギリス製。足でペダルを踏み、空気を送って演奏する仕組みです。20種あるミュージック・ロールペーパーを取り替えて他の曲も演奏できるそう。

そして、優雅に食事をとる光景が目に浮かぶ、エレガントなダイニングルーム。フランス製の家具で飾られています。

キッチンやコンロ

実際に、メイドさんが使用していたそうで、当初の道具がそのまま展示されています。普段なかなか目にすることができない、カントリー調のキッチンやコンロは必見です。

2階

香りの部屋や応接間、ダイニングルームがある1階から、2階に上がる階段は、木彫が施されたオランダ的デザイン。手すりも、大正ロマンを感じるこだわりが詰まっています。オランダから直輸入のアンティークな家具で飾られている部屋から、当時のオランダの人々の暮らしがうかがえます。

バスルーム

バスルームやメイドの部屋もオランダ調。当時の館内に展示している絵画は、すべてオランダ王国元公使夫人のルイザ・ファン・ファーレン女史によるもの。

館内巡りを満喫している間に、オリジナル香水が完成。出来上がったら、早速試行紙に香りをつけてもらい、その香水についての説明を聞きます。香水を成す要素には、アンケートやヒアリングから膨らませたイメージがしっかりと詰め込まれていました。

想像以上の素敵な香りに、幸せ気分。優しい香りが漂うオランダ館に心も癒されます。香りのレシピは5年間保存してもらえるので、リピート注文も可能。ぜひ、推しをイメージした香水を作ってみませんか？

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