見どころいっぱい!「舞子公園」観光のススメ  Feel KOBE

中心部の三宮から電車で25分ほどのところに位置する舞子は、古くから「白砂青松の地」として詩や歌にも詠まれてきた土地。そんな舞子の駅から徒歩5分の「兵庫県立都市公園 舞子公園」内には、観光スポットがたくさんあります。

青い海に白亜の大橋、レトロ建築が並ぶ情景は、季節や時間帯によって違う顔を見せてくれ、何度でも訪れたくなる場所。そんな舞子公園散策を楽しんでみませんか?

建築好きなら3邸巡りがおすすめ

レトロ建築やアンティークが好きな方におすすめしたいのが、舞子公園内にある「旧武藤山治邸」「孫文記念館(移情閣)」「旧木下家住宅」の3邸巡りです。

旧武藤山治邸

旧武藤山治邸は、現在のカネボウ株式会社の始まりである「鐘紡」を盛り立てた実業家、武藤山治氏が1907年(明治40年)に建てた住宅です。

木造2階建てのコロニアル様式の西洋館で、館内には当時のステンドグラスや暖炉、家具調度品などがそのまま残されており、明治期の実業家の暮らしぶりを知ることができます。

右端の絵画に描かれているのが武藤山治氏

この旧武藤山治邸は、もともと舞子海岸に建てられたものでしたが、明石海峡大橋の建設に伴い、和館が取り壊されて洋館のみを垂水区狩口台へ移築。その後、2007年(平成19年)にカネボウ株式会社から寄贈を受けた兵庫県が舞子公園へ移築・修復を行い、現在に至ります。

鮮やかなステンドグラスも明治期のもの

客用の寝室として用いていた「貴賓室」

貴賓室にある鏡台や卓上ランプなどのアンティークも見応えあり

館内にはカフェスペースも。ペット可のテラス席からの景色はとっても贅沢!

また、旧武藤山治邸では動態保存の観点から、洋館を活用したイベント開催にも注力。週末にはJAZZライブを行っており、プロアーティストたちの音楽を気軽に楽しめます。

information

旧武藤山治邸情報

住所 神戸市垂水区東舞子町2051
アクセス JR「舞子駅」・山陽電鉄「舞子公園駅」より徒歩5分
TEL 078-785-8610
営業時間 10:00〜17:00(最終入館は16:30まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は営業、翌火曜日が休館)
入館料 大人100円、シルバー(70歳以上)50円、高校生以下は無料
公式サイト https://hyogo-maikopark.jp/facility/f03/#ad-image-0

孫文記念館(移情閣)

続いて紹介する「孫文記念館」は、中国の革命家・孫文の功績をたたえる記念館。「移情閣」とも呼ばれている八角形の建物は、明治・大正期に神戸で活躍していた中国人の実業家、呉錦堂氏が建てた「松海別荘」の東側に1915年(大正4年)に建て増しされた建造物です。

館内には孫文にまつわる展示を中心に、呉錦堂氏の生涯や移情閣の遍歴などを紹介。孫文は神戸高等女学校(現在の兵庫県庁)で「大アジア主義講演」を行うなど神戸との関わりも深く、神戸には18回も訪れています。

館内には孫文直筆の書も展示されている

そんな孫文記念館は、建物や内装も見どころの一つです。こちらの復原された「金唐紙」は、明治から大正時代に一世風靡し、かつて鹿鳴館や国会議事堂にも飾られた貴重な壁紙。

天井部分には縁起のいい龍の装飾が施されている

大正ロマン漂う階段は人気の撮影スポット

歴史好きはもちろん、建築やアンティーク好きも必見の孫文記念館。毎年11月には「孫文月間」として講演会や特別展示などのイベントも開催されるので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。

information

孫文記念館(移情閣)情報

住所 神戸市垂水区東舞子町2051
アクセス JR「舞子駅」より徒歩5分、山陽電鉄「舞子公園駅」より徒歩6分
TEL 078-783-7172
営業時間 10:00〜17:00(最終入館は16:30まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は営業、翌火曜日が休館)
入館料 大人300円、シルバー(70歳以上)200円、高校生以下は無料
公式サイト http://sonbun.or.jp/

旧木下家住宅

こちらの「旧木下家住宅」は、舞子公園からは少し離れた住宅街の一角にあります。この屋敷は神戸で海運業を営んでいた又野良助氏が、1941年(昭和16年)に建てた数寄屋造近代和風住宅。

その後、1952年(昭和27年)に明石で鉄工所を営んでいた木下吉左衛門氏の所有となったあと、2000年(平成12年)に寄贈を受けて兵庫県所有の建物となりました。阪神・淡路大震災を経たあとも、創建時のほぼそのままの形を保っている施設として、2001年(平成13年)には国の登録有形文化財に登録。昭和初期の屋敷の様子を知ることができる、貴重な施設です。

座敷の床の間の天井にある「亀甲網代」は網代模様の中でも非常に珍しい編み方

下半分の障子が上げ下げできる「雪見障子」を設えた書院

部屋ごとに意匠が異なる欄間飾り

阪神・淡路大震災時はひとつも割れなかった丈夫な窓

窓から眺める庭も美しく、日々の忙しさを忘れてほっと息をつくことができる、そんな空間の旧木下家住宅。毎月第2土曜日にはお茶会「抹茶処 青松庵」も開かれ、和の趣を感じながらお茶と季節の和菓子を楽しめます。

information

旧木下家住宅情報

住所 神戸市垂水区東舞子町11-58
アクセス JR「舞子駅」・山陽電鉄「舞子公園駅」より徒歩5分
TEL 078-787-2050
営業時間 10:00〜17:00(最終入館は16:30まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は営業、翌火曜日が休館)
入館料 大人100円、シルバー(70歳以上)50円、高校生以下は無料
公式サイト https://hyogo-maikopark.jp/facility/f02/#ad-image-0

明石海峡大橋を学ぶ・楽しむスポット

舞子公園を訪れたら、ぜひ写真に収めてほしいのが明石海峡大橋。1998年に開業したこの大橋は、阪神・淡路大震災を経て「世界最長の吊橋」として新たな街のシンボルとなりました。舞子公園には、そんな明石海峡大橋のことを学べる、楽しめるスポットがあります。

橋の科学館

こちらの「橋の科学館」は、明石海峡大橋をはじめとする、本州四国連絡橋の建設に使われた架橋技術を学べるサイエンスミュージアム。橋がどのように作られたのかを映像や写真、模型などとともに、わかりやすく解説しています。

明石海峡大橋は神戸市と淡路島を結ぶ橋長3,911m、中央支間長1,991mの吊橋です。工事が着工されたのは1988年(昭和63年)ですが、実は調査が始まったのは1959年(昭和34年)。それから約40年の時を経て、1998年(平成10年)に完成しました。そんな橋ができるまでの過程を知れば、そのすごさがより一層感じられるはず。

耐風安定性の検証実験に使用された長さ40mの風洞模型も展示されている

約18万トンの荷量を支えるケーブルの仕組みを解説したコーナー

阪神・淡路大震災直後の明石海峡大橋の様子を解説した展示も

そのほか明石海峡大橋の高所でのメインケーブル点検などを体感できる「360°VR体感コーナー」(コロナ禍は休止中)や、橋の建設にまつわる映像を200インチの大型スクリーンで観ることができる「3D(立体)映像体験」エリアも。館内にはクイズコーナーもあるので、ぜひチャレンジを!

information

橋の科学館情報

住所 神戸市垂水区東舞子町4-114
アクセス JR「舞子駅」・山陽電鉄「舞子公園駅」より徒歩5分
TEL 078-784-3339
営業時間 [3月~7月19日・9月~11月] 9:15~17:00(入館は16:30まで)、[7月20日~31日・8月] 9:15~18:00(入館は17:30まで)、[12月~2月] 9:15~16:30(入館は16:00まで)
休館日 [3月~7月19日・9月~11月] 月曜日(祝日の場合は翌日・繁忙期は除く)※ゴールデンウィーク期間は無休、[7月20日~31日・8月] 休館日なし、[12月~2月] 月曜日 (祝日の場合は翌日・繁忙期は除く)、12月29日~1月3日)
入館料 大人310円、優待(65歳以上)200円、小・中学生150円
公式サイト https://www.hashinokagakukan.jp/

舞子海上プロムナード

先ほど紹介した橋の科学館の左側にある「舞子海上プロムナード」は、明石海峡大橋の橋床に位置する施設。エレベーターに乗って8階へ向かうと、明石海峡を眼下に臨む回遊式遊歩道があり、海面からの高さ約47mを体感することができます。

回遊式遊歩道の先には展望フロアやレストラン、お土産ショップがありますが、まずはそこを通り抜けて陸地から明石海峡に突出した延長約317mの回遊式遊歩道へ向かいましょう。

こちらの遊歩道の見どころは、この「海上47mの丸木橋」! 床がガラスになっており、真下の景色が丸見えです。下を見ながらの橋渡りはスリル満点。

遊歩道からは舞子公園が一望できる

展望レストラン「トムズカフェ」

遊歩道の散策が終わったら、展望フロアやレストラン、お土産探しをゆっくり堪能しましょう。特に、海を見ながら食事が楽しめる「トムズカフェ」はイチオシスポット。

一番人気の「絶景華麗(カレー)」は明石海峡大橋をイメージした大きなカツ入り

カフェで海を眺めながら、ゆっくりと過ごす時間は贅沢なひととき。舞子公園散策の休憩がてら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

information

舞子海上プロムナード情報

住所 神戸市垂水区東舞子町2051
アクセス JR「舞子駅」・山陽電鉄「舞子公園駅」より徒歩5分
TEL 078-785-5090
営業時間 通常期 9:00~18:00(入館は17:30まで)、ゴールデンウィーク・夏休み 9:00~19:00(入館は18:30まで)
休館日 [4~9月] 無休、[10~3月] 毎月第2月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~12月31日
入館料 大人 平日250円・土日祝300円、シルバー(70歳以上)平日100円・土日祝150円、高校生以下は無料
公式サイト https://hyogo-maikopark.jp/facility/f01/#ad-image-0

舞子エリアは海とレトロ建築巡りが楽しめる神戸らしい観光スポット。明石海峡大橋を間近に臨み、映える写真も撮影できます。

少し歩けば、「シーサイドホテル舞子ビラ神戸」や「ホテルセトレ神戸・舞子」などの宿泊施設もあるので、海を眺めながらゆっくりホテルステイを楽しむのもいいでしょう。

取材・文 中田ゆりな

神戸公式観光サイト Feel KOBE
神戸の観光スポットやイベント情報、コラム記事など「神戸旅がもっと楽しくなるコンテンツ」を発信しています。

 

この記事を書いた人

ゲストオーサー

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。