
登山アプリ「YAMAP」が、同アプリでの登頂数(活動日記数)が多かった山をエリア別に集計した『日本全国 登られた山ランキング2025』を発表しました。
登山者志向「アクセス良し」「写真映え」に二極化
YAMAPによれば、5回目の集計となる今年は、登山者志向の「二極化」が浮き彫りになったんだそう。
一つは、ロープウェイが利用できたり低山であったりと、体力的な負担が少なく気軽に登れる「アクセスの良い山」。
そしてもう一つは高山でありながら写真映えする圧倒的な絶景が楽しめる「フォトジェニックな山」です。
メディアやSNSで話題を集める絶景スポットがある山がランキング順位で躍進したそうで、インバウンド(訪日外国人)需要の回復や、かぎられた時間で満足度を求める”タイパ”重視のライフスタイルにも合致している傾向がみられたのだとか。
近畿は「金剛山」が5年連続1位
| 順位 (前年順位) | スポット名 | 都道府県 | 標高 | 1位の人気指数と相対比較 | 活動日記数 前年比(%) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 (1位) | 金剛山 | 大阪府・奈良県 | 1125m | 100pt | 107.5% |
| 2位 (2位) | 六甲山 | 兵庫県 | 931m | 40.7pt | 110.3% |
| 3位 (3位) | 摩耶山 | 兵庫県 | 702m | 39.9pt | 109.2% |
| 4位 (―) | 旗振山 | 兵庫県 | 253m | 29.4pt | 110.5% |
| 5位 (4位) | 御在所岳 | 三重県 | 1212m | 28.5pt | 93.3% |
※YAMAP「日本全国 登られた山ランキング2025」より
ランキングの指標は、調査期間中の登頂数をエリア別に集計し人気指数としてスコア化。山ごとに都道府県/標高(m)/1位の人気指数(100pt)と相対比較したスコア(pt)/活動日記数の前年比(%)/前年順位でまとめられています。
近畿エリアでは、都市近郊の山での「アーバンアウトドア」が主流である傾向が見られたそうです。

1位に輝いたのは、大阪・奈良の境目にある「金剛山」でした。日本二百名山・ 関西百名山・ 大阪50山にも選ばれているのだとか。
毎日登山の文化が根付いている人気の山で、5年連続の1位となりました。

市街地の近くに広がる六甲山系
兵庫県関連では、2位に「六甲山」、3位に「摩耶山」がランクインし、4位には須磨浦エリアの「旗振山」が入りました。
市街地からのアクセスが良く、夜景や自然が楽しめるアーバンアウトドアの象徴として、3スポットとも活動日記数が前年比10%ほど増加。
旗振山は初のランクインだったみたい。駅から手軽に登れる立地の良さと、大阪湾や明石海峡大橋まで一望できる展望の良さ、須磨アルプス縦走の起点として魅力に感じている人が多いようです。
六甲山には数多くの登山道があり、毎日登山や六甲全山縦走などさまざまな形で登山が楽しめるのが魅力。特に市街地から近いこともあって、手軽に登山が楽しめるのがメリットです。
一方で身近な山であることから、地図やきちんとした装備を持たずに山に登ってしまい、遭難する例も多発しているのだとか。身近な山であっても装備をしっかり整えたうえで山を楽しんでみてくださいね。
◆関連リンク
・YAMAP – 公式サイト






































あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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