神戸給食でおなじみ『とくれんのゼリー』おぼえてる? 本当は「ちがう名前」らしい。作ってる会社に「おすすめの食べ方」聞いてみた

「学校の給食」と聞くと、なんだかちょっと懐かしい気持ちになりますよね。

なかでも神戸の小学校に通っていた神戸っ子ならとくれんのことをよく覚えている人も多いのではないでしょうか?

休んだ子の分をジャンケンで取り合い、ペラペラの紙スプーンで食べる、ちょっとシャリっとしたみかん味のあのゼリーです。

『とくれん』は、1974年10月から神戸市の学校給食で出されているオレンジ味のゼリーです。初登場は今から50年以上も前のことなんですね。

徳島県勝浦郡勝浦町というところで収穫されたみかんの果汁を普及させるために、「徳島県加工農業協同組合連合会」と神戸の食品卸会社によって、共同で「給食向けデザート」として開発されました。

島県加工農業協同組合合会」の略称からとくれん』という名前で呼ばれるようになったんですって。25年ほど前からは「浅井缶詰株式会社」という会社が製造を引き継いでいます。

ゼリーの正式名称は『とくれん』ではなく「プデナーオレンジ80」。これ、認識している人は結構少ないんじゃないでしょうか。

名前の由来は「プリン」のような「デザート」で、果汁を「80%」使用しているところからきているそう。

『とくれん』の特徴といえば、あのシャリっとした食感。果汁80%のフレッシュ感を維持するために、常温ではなく冷凍で出荷しています。

各校に冷凍状態で納品され、その日の気温によって「そのまま」or「冷蔵庫で保存」して提供されます。

ちなみにゼリーを作っている浅井缶詰さんによると、室温にもよりますが、20℃前後で10~15分解凍するのがおすすめらしいですよ。※2022年インタビュー時の情報

初登場から50年近く、神戸っ子に愛され続けている『とくれん』。

今や製造元は「とくれん(徳島県加工農業協同組合連合会)」ではなくなったわけですが、あまりにもその呼び名が定着しているため、現在も「とくれん」という文字がパッケージに残っているそうです。


画像:浅井缶詰株式会社より。左:発売当時のパッケージ(製造は浅井缶詰)、右:現在のパッケージ

上の写真は、発売当時のパッケージと現在のパッケージを並べたもの。細かな表示は変わっているものの、基本的な仕様・デザイン面はそのままなことが分かりますね。

発売当初は「みかん×マンダリンオレンジ」のブレンド果汁が使われ「プラスチックカップ」で提供されていましたが、現在は国内産「温州みかん」の果汁のみ使用、容器は「紙パック」に変わっています。


画像:浅井缶詰株式会社より

実はオレンジのほかにもいろんな味があるのを知っていましたか?

現在発売されているのは、オレンジ・巨峰・アップル・白桃・パイナップルの5種類。昔は「いちご味」もありましたが、今は製造されていません。

オレンジ味の発売とほぼ同時期に「アップル」が登場。巨峰・白桃・パイナップルは、浅井缶詰さんが製造を引き継いで1~2年後に増やしたんだとか。

言われて見れば「オレンジ・アップル」と「巨峰・白桃・パイナップル」ではパッケージのデザインがそれぞれ似ています。

オレンジ以外のフレーバーも給食で提供されているようですが、やはり「オレンジ」がダントツの知名度&人気度です。

その他フレーバーが果汁50%/60gに対し、オレンジだけ果汁80%/70gとのことで、「ちょっと多めに食べられてうれしい!」なんて理由もあるのかもしれません。

『とくれん』のゼリーは神戸市内のスーパーやコープこうべのほか、Amazonや楽天市場などのオンライン通販でも購入できるみたい。徳島県の「ふるさと納税」返礼品にもラインナップされてます。

記事を読んで「久々に食べたいかも!」と思った人は、懐かしいあのパッケージをぜひ探してみてくださいね。

◆関連リンク
浅井缶詰株式会社 – 公式サイト

 

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やよい

「推し」のライブによく出没します。

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