乳がん検診で『高濃度乳房』の本人への通知を開始。がんに対しての意識を高め、早期発見につなげるために

ライター:エミ

乳がん検診の結果票で、高濃度乳房と判定された場合は「異常を認めず(高濃度乳房)」と通知されることになりました。

検診結果票とともに、高濃度乳房について正しく理解するための「リーフレット」も配られるそうです。

『高濃度乳房』とは、乳房の中の乳腺が多く、マンモグラフィで乳房が白く写るタイプの乳房のこと。

 

 

乳がんを発見する上で重要となる「しこり」なども白く写るため、高濃度乳房の人はマンモグラフィで異常を見つけにくい場合があるそうです。

しかし高濃度乳房はあくまでも「体質」であり、病気ではありません。そのため、高濃度乳房と言われても過度に心配する必要はなく、一般的には追加で検査を受けるなどの特別な対応をとる必要はないとのこと。

では、なぜわざわざ『高濃度乳房』を知らせるんだろうと思いますが、乳房構成を知ることで「がん」に対しての意識を高め、早期に異常に気付きやすくするということが今回のねらいだそうです。

乳がん検診について
【対象者】当年度に40歳以上の偶数歳の誕生日を迎える女性
【検査内容】問診、マンモグラフィ
【受診医療機関】指定医療機関、地域巡回検診
【自己負担金】40歳代2,000円、50歳以上1,500円

通知開始日(予定)
2022年2月21日(月)~

たしかに、自分の身体について知れた方が、いろいろな変化に気を配りやすくなりそう。一方で、『高濃度乳房』と通知された人が不安にならないよう、きちんと情報を伝えることが大事になりそうですね。

 

この記事を書いた人

エミ

三宮は目をつぶりながら歩けます。

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1 個のコメントコメントを残す
  • たかし

    がん検診を受けられない原因は女性の意識が低いのではなく、お金や時間がない、女性が自由な時間やお金がないなどでは。マンモグラフィも痛いらしい。もっと痛くない検査もあります。乳がんは痛くないので気が付かないのです。男の医師に触診されるハードルもあります。女性の技師がいるクリニックを知らせるとかやり方は色々ありますね。

    2022年2月21日8:51 AM 返信する