播但道の『通行料』が「値上げ」へ。姫路〜和田山が最大1,890円、NEXCO並みの料金体系に

有料道路の料金所とETCレーン

兵庫県などが、姫路市と朝来市を結ぶ『播但連絡道路』(約65km)の通行料を引き上げる方針を決めました。7月31日に開かれた有識者会議で、見直し案が示されています。

播但道は南で「山陽道・姫路バイパス」に、北で「北近畿豊岡自動車道」につながる自動車専用道路。神戸から「城崎温泉」や「竹田城跡」、「生野銀山」のある但馬方面へ車で向かうときのルートのひとつです。

播但連絡道路の路線図
画像:兵庫県道路公社公式サイトより

1kmあたり20.67円から、24.6円+150円へ
見直し案は、接続する山陽道・中国道と同じ「NEXCO並みの料金体系」にそろえる内容です。

普通車の場合、現行は1kmあたり20.67円×距離+消費税。案では1kmあたり24.6円×距離+150円+消費税になります。

姫路JCTから和田山JCTまで通しで走ると、現行の最大1,470円が1,890円に。走った距離にかかわらず、1回150円が上乗せされる形です。


城崎温泉

1回あたりの加算が新設される背景には、短距離利用の多さがあります。公社の資料では、利用者の約8割が20km未満の短距離利用。

IC・ランプの間隔が平均約4kmと狭いうえ、料金所は全16箇所にのぼるため、その維持費が重いと説明してます。

見込むのは、年間およそ20億円(約40%)の料金収入増。これを令和9〜24年度の15年間積み上げ、償還計画との乖離である約300億円を埋める計画だそう。

安定した維持管理に必要な料金収入は年間約70億円と試算されていて、現在の約50億円では足りないとしています。一方で交通量は1日あたり36千台へ、約12%減ると予測されました。


竹田城跡

公社は「近年はコロナ禍等による収入の減少や人件費・物価の高騰等による支出の増加が重なり、道路公社の経営環境は厳しさを増しています」と説明。

播但道は平成18年に約3割の値下げを実施した経緯もあり、接続する高速道路と比べると格安の料金体系になっているとのことです。

1973年の播但連絡有料道路 姫路〜福崎の開通式
画像:兵庫県道路公社公式サイトより

1973年に一部開通、2000年に今の姿へ
播但道が最初に開通したのは1973年11月1日、砥堀〜福崎の区間でした。

その後も順次のびていき、2000年5月27日に姫路〜和田山の全線がつながって現在の形に。管理しているのは兵庫県道路公社です。

有識者会議は4回程度の開催予定で、第1回が2026年5月22日(金)、第2回が7月31日(金)に開かれました。今後は「財源確保策」と「管理運営のあり方」が議論のテーマになります。

値上げをいつから実施するのかは、まだ決まっていません。

対象路線
播但連絡道路(姫路JCT〜和田山JCT・約65km)

現行料金(普通車)
20.67円/km×距離+消費税
姫路JCT〜和田山JCTの通常料金は1,470円

見直し案(普通車)
24.6円/km×距離+150円+消費税
姫路JCT〜和田山JCTで1,890円

実施時期
未定

検討の場
播但連絡道路における管理運営のあり方等に関する有識者会議(4回程度開催予定)
第1回:2026年5月22日(金)/第2回:2026年7月31日(金)

但馬方面へのドライブや帰省で播但道を使っている人は、今後の会議の行方をチェックしておきましょう。

◆関連リンク
兵庫県道路公社 – 公式サイト

 

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やよい

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