神戸市が全国初「帰宅困難者支援システム」の運用を4月1日から開始しました。
地震等により公共交通機関が停止した際、通勤者や来街者などが一斉に帰宅しようとすると、駅前などに多くの帰宅困難者が集中し、群衆なだれや救助・救急活動が妨げられる二次災害が発生する可能性があります。
その際、買い物客などの行き場のない帰宅困難者をWeb上で一時的に滞在できる施設(一時滞在施設)へ安全かつ円滑に案内する仕組みになっています。
「帰宅困難者支援システム」の搭載機能
帰宅困難者自身が、スマートフォン等で市のホームページや三宮駅周辺のサイネージ・看板等に表示する二次元コードからシステムにアクセスすることで、Web上で一時滞在施設への案内を受けることができるそうです。
搭載機能は下記のとおりです。
・一時滞在施設の検索、予約(チェックイン・チェックアウト機能)
・一時滞在施設への道案内
・交通情報などのリンクを表示
・多言語機能【日本語、英語、中国語(簡体・繁体)、ベトナム語及び韓国語】
神戸市のホームページなどでも表示されるそうなので、何かあった際は焦らず、二次災害に巻き込まれないようにしましょう。
人が多く滞留した場合、そもそも携帯が繋がるのか通信状況も気になるところですね。
神戸ジャーナル 編集部
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