六アイにある神戸ゆかりの美術館で、動物の彫刻を手掛ける木彫 彫刻作家「はしもとみお」さんの特別展が開催されます。高校生以下は無料です。
特別展「はしもとみお展 ―時を刻むいきものたち―」
2024年6月29日(土)~9月16日(月・祝)
神戸ゆかりの美術館
神戸市東灘区向洋町中2-9-1
はしもとみお
三重県北部の古い民家にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿形を木彫りにする、肖像彫刻家。各地の美術館で、木彫りの動物たちに間近で触れ合える展示会を開催するほか、動物たちの肖像制作、フィギュアやオブジェの原型制作や動物たちのイラスト等も手掛ける。
画像:はしもとみお公式HPより
木彫 彫刻家の「はしもとみお」さんが作り出す動物たちの彫刻は、身近に暮らす動物や旅先で出会いふれあった動物たちをそのまま再現しています。
もともと獣医を目指していたはしもとさんですが、1995年に阪神・淡路大震災で被災。動物たちのいる風景が一瞬にして失われるという光景を目の当たりにし、「失われた命であってもその輝きを彫刻という形で残したい」と考えるようになったんだそう。
実際の作品はこんな感じ。
はしもとみお展 詳細
《ゴン》2023年撮影:ウラタタカヒデ
《トム》2023年撮影:(左)ウラタタカヒデ(右)森田直樹
《イグアナ》2016年撮影:ウラタタカヒデ
《カール》2007年 撮影:ウラタタカヒデ
《ラクダのこども》2010年撮影:森田直樹
《朝の素描》 撮影:ウラタタカヒデ
本展では「時間」をテーマに、モデルの動物たちが生きてきた時間と、はしもとみおさん本人の過ごしてきた時間をつなげてその軌跡をたどります。
新作を含む彫刻をはじめ、これまでに発表されていない被災後から美術大学在学中の作品、制作過程の丁寧なスケッチ、モデルそれぞれの個性を記録したメモなども多数展示。
全部で約110件の作品が紹介される見ごたえのある特別展です。
期間
2024年6月29日(土)~9月16日(月・祝)
場所
神戸ゆかりの美術館(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)
休館日
月曜日(ただし7月15日、8月12日、9月16日は開館)、7月16日、8月13日
開館時間
10:00~17:00(入館の受付は16:30まで)
入館料
一般:1,200(1,000)円/大学生600(500)円 ※( )内は20名以上の団体料金
●神戸市在住の65歳以上の方は、年齢と住所が証明できるもののご提示で600円
●障がい者手帳またはスマートフォンアプリ「ミライロID」などのご提示で無料
●小磯記念美術館、神戸ファッション美術館の入館券(半券)をお持ちの方は団体料金割引
高校生以下:無料(学生証など身分を証明できるものをご提示ください)
神戸市在住の65歳以上の方は、年齢と住所が証明できるもののご提示で600円
障がい者手帳またはスマートフォンアプリ「ミライロID」などのご提示で無料
小磯記念美術館、神戸ファッション美術館の入館券(半券)をお持ちの方は団体料金割引
子供向けのワークショップも
《朝の素描》 撮影:ウラタタカヒデ
会期中には、子供向けのワークショップも開催されます。
木彫りブローチ ワークショップ
【対象】小学5年生以上~大学生(定員:20名)
【講師】はしもとみお氏、本多絵美子氏
【日時】2024年7月28日(日)13:30~16:30(受付は会場前にて13:10~)
【会場】神戸ファッション美術館 4階セミナー室
【参加費】無料
【申込方法】美術館HPからの事前申し込み<締切:7月8日(月)>
※応募者多数の場合は抽選となります。
※美術館からの返信メールを受信できる設定でお申し込みください(@office.city.kobe.lg.jp)
はしもとみおさんの彫刻をスケッチしてみよう!
【対象】6歳~大学生(定員:各回15名)
【開催日】
①7月6日(土)<締切:6月24日(月)>
②7月20日(土)<締切:7月8日(月)>
③8月3日(土) <締切:7月22日(月)>
④8月31日(土)<締切:8月19日(月)>
⑤9月15日(日)<締切:9月2日(月)>
【時間】13:30~15:30
【参加費】無料
【申込方法】美術館HPからの事前申し込み
※大学生は当日使用できる観覧券が必要です。
※付き添いの保護者は、団体割引料金を適用。
※応募者多数の場合は抽選となります。
※美術館からの返信メールを受信できる設定でお申し込みください(@office.city.kobe.lg.jp)
7月4日(木)、8月8日(木)、9月12日(木)の3日間を赤ちゃん家族の日とし、未就学の子どもを連れた大人の方2名まで「団体割引料金」で入館できます。
事前申し込みは不要で、館内1階には授乳室もあるようなので、安心ですね。
当日13:00から約20分間、先着5組限定で「赤ちゃん家族でトーク」も行われ、学芸員と一緒に展覧会を鑑賞し、希望すれば「記念写真」も撮影してくれるみたい。(参加希望者は、受付前にて集合・先着順)
ただ可愛いだけじゃない、リアリティのある動物の様子や表情を彫刻というかたちで楽しめる貴重な機会です。
動物好きな人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
このみ
花や夕焼け空を眺める時間が好きです。
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