アドルフ・G・ド・メイヤー《手をあげてポーズをとる女性》1920年代 神戸ファッション美術館蔵/アドルフ・G・ド・メイヤー《「ヴォーグ」誌より ドロレス》1918年 神戸ファッション美術館蔵
六甲アイランドにある「神戸ファッション美術館」で、国内外の約70名の写真家による200作品などを展示する特別展が開催されます。
特別展「ファッション写真が語るモード-写真とドレスの関係性-」
2024年11月23日(土)~2025年1月26日(日)
神戸ファッション美術館
神戸市東灘区向洋町中2-9-1
この特別展は、時代とともに変遷してきた「ファッション写真」にスポットを当て、約120年におよぶファッション写真の歴史に映し出された人物と衣装の魅力を紹介。
ファッション美術館のコレクションから厳選した国内外の写真家約70名の200作品を展示します。
展示する作品の写真家は、アドルフ・G・ド・メイヤー、マン・レイ、セシル・ビートン、ロバート・メイプルソープ、ヒロ、 植田正治、奈良原一高、大石一男、篠山紀信、荒木経惟、都築響一など。
あわせて、被写体となった世紀末のアール・ヌーヴォーやオートクチュールの世界で活躍したポール・ポワレ、ガブリエル・シャネル、クリスチャン・ディオールといった、20世紀のファッション界で輝いたデザイナーたちの華麗なドレス作品約40点も見られるんだそう。
展示構成は、ファッション写真の源流となる「黎明期」、モード誌との蜜月にあった「黄金期」、新しい挑戦とデザイナーの肖像写真が展開された「成熟期」と時代の変遷がわかるエリアのほか、「時代を映した日本人写真家とスーパーモデル」「写真と衣服の危険な関係」といったテーマも。
12月11日と1月10日には、学芸員によるギャラリートークも実施されます。
展示作品例
アドルフ・G・ド・メイヤー《手をあげてポーズをとる女性》1920年代 神戸ファッション美術館蔵
レオポルド・E・ルートランジェ《無題》1895-1915年 神戸ファッション美術館蔵
ジョルジュ・ドゥイエ レセプション・ドレス 1903年頃 神戸ファッション美術館蔵
アドルフ・G・ド・メイヤー《「ヴォーグ」誌より ドロレス》1918年 神戸ファッション美術館蔵
キャロ姉妹店 イブニング・ドレス 1909年頃 神戸ファッション美術館蔵
大石一男《ティエリー・ミュグレーのショーに出演するニキ・テイラー》1992年 神戸ファッション美術館蔵
ティエリー・ミュグレー ビュスティエ《ビュイック》1989年 神戸ファッション美術館蔵
大石一男《シャネルのショーに出演するクリステン・マクメナミー》1993年 神戸ファッション美術館蔵
ガブリエル・シャネル イヴニング・ドレス 1926年頃 神戸ファッション美術館蔵
会期
2024年11月23日(土)~2025年1月26日(日)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日
月曜日/年末年始(12月29日~1月3日)/1月14日
※1月13日(月・祝)は開館
観覧料
一般 1,000円/大学生・65歳以上 500円/高校生以下 無料
※神戸市内在住の65歳以上の人は無料
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引あり
ギャラリートーク(展示解説)
開催日
2024年12月11日(水)/2025年1月10日(金)
各日14:00~(30分程度)
場所
神戸ファッション美術館 1階展示室内
定員
各日20名(当日12:00より整理券配布)
参加費
無料(要当日入館券)
肖像写真撮影が大ブームを引き起こした19世紀末から、現代に至るまで、ファッション写真の世界を深く知ることができそうな展覧会ですね。
同時期にはフェリシモの「クリスマスアーカイブスコレクション展とハッピートイズおひろめ展示」や、阪神・淡路大震災30年 能登半島地震復興支援特別企画 「ガラスの祈り―石川県能登島ガラス美術館名品」展も開催されます。あわせて鑑賞してみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・神戸ファッション美術館 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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