ふるさと納税で苦戦中の神戸市ですが、来年度から「空き家・空き地の草刈り」を返礼品目に追加するそうです。
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神戸市の「ふるさと納税」は約9億円の赤字だった模様。兵庫県も赤字。。。 神戸ジャーナル(2017年01月25日)
返礼品で「空き家・空き地の草刈り」はどうもピンときませんが、神戸市に「ふるさと納税」として3万円を寄付すると、神戸市内の空き家・空き地の草刈り費用を1万円補助するというものです。
仕組みとしては、「神戸市シルバー人材センター」への草刈り委託料から1万円を補助するということのようです。広さなどによって違いはありますが、「神戸市シルバー人材センター」への委託料は1人1日作業でおよそ3万円。
他の自治体も同じかもしれませんが、神戸市には問題がある空き家・空き地が多くあって、周辺に悪影響があった場合に、指導などを行い、場合によって名前などを公表できる条例が定められています。
使われ方を整理しておきます、、、
・神戸市に空き地を所有する市外の人が、神戸市に3万円をふるさと納税として寄付する。(実質負担の範囲内であれば、実質2,000円の自己負担のみ)
・「神戸市シルバー人材センター」に神戸市に所有する空き地の「空き家・空き地の草刈り」を3万円で依頼する。
・神戸市から1万円補助を返礼品として受け取る。
ということで、神戸市に空き地を所有する市外の人が、「神戸市シルバー人材センター」に直接依頼すると、おおよそ3万円かかる「空き家・空き地の草刈り」が、「ふるさと納税」をすることによって5万円でできました!
ということで、神戸市に空き地を所有する市外の人が、「神戸市シルバー人材センター」に直接依頼すると、おおよそ3万円かかる「空き家・空き地の草刈り」が、「ふるさと納税」をすることによって、実質負担が2.2万円でできるという計算?合ってる?
ということになります。
問題のある空き家・空き地があって神戸市が指導したりしているわけですが、問題を放置している空き家・空き地の所有者が、この仕組みを利用するのかどうか。。。。
>ウオさん
ご指摘ありがとうございます!記事を修正しました。
この記事の例は、所得税と住民税が合計28,000円控除されることについて考慮されていないと思います。