ワールド記念ホールをイメージして作られた「チョコレート」が、市内各所で販売されます。
ワールド記念ホール40周年記念事業の一環として、松蔭中学校・高等学校の美術部、日仏商事株式会社、神戸市のコラボにより実現した企画です。
ワールド記念ホールの表面に目立つ「サビ」は、素材に使われているコールテン鋼の特長で、表面がサビることで本体を腐食から守る役割があります。
そのことについて改めて知ってもらうのを目的として、松陰美術部が商品企画に取り組むことになったのだそう。
アイデア会議は2024年2月初旬に開かれ、ちょうどバレンタインシーズンだったこともあり、「ホールの茶色の粉がサビではなくココアパウダーだったら?」というように「チョコレート」のアイデアが浮かんだみたい。
神戸でチョコレートをつくっている店とコラボレーションしたいと考えて協力を呼びかけたところ、本場フランスのレシピをもとにチョコレートを提供する会社「日仏商事」とのコラボが決定。何度もやりとりして商品を完成させました。
パッケージの中には3つのチョコレートが入っており、ブラックチョコ(ガナッシュ)は「ホール竣工当時の黒光りしていた姿」を、ミルクチョコ(ガナッシュ)は「現在のサビに覆われた姿」を表現しているそうです。ハート形のチョコレートには「あなたが好きでした」「今もあなたが恋しい」という意味があるみたい。
商品名は『神戸ワールド記念ホールTOKIMEKI♡(トゥンク)チョコレート』。「♡」の読みは「トゥンク」で、心がはずむ瞬間をあらわしています。
ワールド記念ホールで思い出を紡いできた人々の「ときめき」と、はじめて美味しいチョコレートを食べたときの「TOKIMEKI♡」を重ねてデザインされました。パッケージの丸みは、ワールド記念ホールを模しているんだとか。
完成した商品は、三宮駅ちかくにある日仏商事のショップと、松蔭中学校・高等学校で販売されます。価格は1,500円(税込)、限定1,000個です。
販売スケジュール
①2025年1月27日(月)~3月31日(月)
日仏商事(株)本社1階「ボンナップ!」店頭(神戸市中央区御幸通5-2-7)
※なくなり次第終了
②2025年2月15日(土)10:00~14:00
松蔭奉仕活動の日 松蔭中学校・高等学校
販売価格
3コ入り 1500円(税込)
販売数
限定1000個
神戸ワールド記念ホールでは、2月5日(水)から1週間限定で、ホールを巨大なチョコレートに見立ててキラキラの包み紙で包む「アートイベント」が開催されます。
使うのは災害時に人々を守る防災アイテム「エマージェンシーシート」で、ワールド記念ホールがサビでその身を護るように、シートのことを知ってもらうのが目的とのこと。
アートイベントにあわせて松蔭中学校・高等学校美術部によるチョコレートの販売も実施予定です。
<アートイベント 概要>
日時
2025年2月5日(水)~11日(火)
場所
ワールド記念ホール
チョコレート販売日時
2025年2月9日(日)10:00~17:30
2025年2月11日(火)10:00~17:30
中高生が時間をかけて完成させた商品です。応援の気持ちをこめて買ってみるのもいいですね。
ワールド記念ホールは「40周年記念サイト」を開設しているので、ホールの歴史を振り返りたい人はそちらを覗いてみては。
◆関連リンク
・ワールド記念ホール – 公式サイト
やよい
「推し」のライブによく出没します。
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