100撰に選ばれた兵庫県内の7大会
日本国内で開催されているマラソンなどの「ランニング大会」を対象に、実際にレースに出場したランナーからの投票で選ぶ『第25回全国ランニング大会100撰』が発表されました。兵庫県は都道府県別で2位タイとなる「7大会」が選出されています。
今回25回目となる「大会100撰」。2020~22年は新型コロナウイルス禍により開催された大会数が少なく、実施していませんでしたが、2024年に復活しました。
対象となる大会は2024年1月~12月の1年間、日本国内で開催されたランニング大会で、大会評価サイト(RUNNET大会レポ)への参加ランナーの投稿をもとに選出されています。

今回の100撰には7大会が初選出されたそうで、都道府県別では長野県が最多の8大会でした。種目別ではフルマラソンが最多(52大会)だったそうです。
兵庫県からは、「世界遺産姫路城マラソン2024」「第44回丹波篠山ABCマラソン」「第30回みかた残酷マラソン全国大会」「神戸マラソン2024」「Ring of Red 第11回小野ハーフマラソン2024」「第35回加古川マラソン」「第36回三田国際マスターズマラソン」が選出されています。
世界遺産姫路城マラソン
画像:姫路城マラソン公式サイトより
姫路市の国宝「姫路城」がスタート・フィニッシュ地点となる人気大会で、2024年大会には1万1527人が出場。
100撰の投票項目では「記録が狙える」「観光名所とセット」で高い評価を得ています。
「お城が近づくにつれて気分が高揚する」「ほかの大会にはない特別感」「お城が見えると帰ってきた!という気持ちになる」と人気なんだそう。コースもアップダウンが少ないフラットコースで、完走率95%以上なんだとか。
丹波篠山ABCマラソン
画像:丹波篠山ABCマラソン公式サイトより
歴史ある街並み、美しい里山風景などが楽しめるフルマラソン大会で、2024年大会には6,705人が出場。
100撰の投票項目では「自然満喫」「おもてなし」「友達・同僚と楽しめる」で高い評価を得ています。
特徴は2人で42.195kmを走る「リレーマラソン」があるほか、コース上とフィニッシュ地点では地元名物「しし汁」振る舞いといった、地元の名物エイドも人気。完走者には「丹波焼」の完走メダルも進呈しているそうです。
みかた残酷マラソン全国大会
画像:みかた残酷マラソン公式サイトより
名前が印象的ですが、小代区内各所をかけめぐる周回コースで、町道などいくつものうねりがあるハードコースの大会です。
2024年大会には2,663人が出場。100撰の投票項目では「自然満喫」や「友達・同僚と楽しめる」「おもてなし」で高い評価を獲得しました。
参加ランナーの投稿によると、複数回にわたって参加している人も多く「リピーターの多い大会」なんだそうで、友人に誘われて初参加した人も。
神戸マラソン
画像:神戸市広報誌Webサイトより
神戸の都心から市街地、海沿いなどを走る人気のフルマラソン大会で、2024年大会には21,095人が出場。100撰の投票項目では「友達・同僚と楽しめる」「観光名所とセット」などで高い評価を得ていました。
2024年大会に参加した人の投稿では、11月ながら「気温が暑かった」との評価が多かったみたい。フィニッシュ地点で応援に来ていた家族と会うのに時間がかかったとして、動線に改善を求める声もありました。
「神戸マラソン2025」ではコースが見直され、折り返し地点も神戸市を越えて明石市・大蔵海岸に。フィニッシュ地点もこれまでのポーアイ・市民広場から「ハーバーランド」に変更されるので、2025年大会の評価はまた変わりそうですね。
小野ハーフマラソン
画像:小野ハーフマラソン公式サイトより
フルマラソン並みの達成感が味わえると人気のハーフマラソン大会で、2024年大会には4,979人が出場。100撰の投票項目では「友達・同僚と楽しめる」で高い評価を獲得しました。
プロ野球「阪神タイガース」OBの赤星憲広さんが大会会長を務め、同じく阪神OBの狩野恵輔さんは大会アンバサダー。GIVINGランナーとして阪神OBや阪神の現役選手・コーチ、「オリックス・バファローズ」の現役選手も参加したそうです。
参加したランナーによれば、アットホームな大会で、ライブあり・トークショーありと、野球好きにはたまらない豪華な顔ぶれに気分が上がったとの声もありました。
加古川マラソン
画像:加古川マラソン公式サイト
河川敷を走るフラットコースのマラソン大会で、2024年大会には3,219人が出場。100撰の投票項目では「記録が狙える」「シリアルランナー向き」で高評価でした。
2024年大会は「風の強さ」に驚いたランナーが多かったみたい。
参加したランナーによると、寒さと強風は想定内で参加すれば楽しめる大会なんだそう。ほかの大会と比べて参加料が安めで、参加者が少ないのもポイントみたいです。
三田国際マスターズマラソン
画像:三田国際マスターズマラソン公式サイトより
何回走っても走り甲斐のあるコースと人気の大会で、2024年大会には3,013人が出場。100撰の投票項目では「友達・同僚と楽しめる」で高い評価を得ています。
参加ランナーによると、高低差70mのアップダウンがある難コースではあるものの、市街地・農村地・工業地・住宅地と走るなか、沿道の応援が途切れることなく力がもらえるんだとか。
選ばれた兵庫県内の大会はどれも「その大会ならでは」の特色がありますね。42.195kmのフルマラソンだけでなく、ハーフや5km、1.5kmなど大会によって参加できる種目も異なるので、未経験の人も、初心者向けコースから挑戦してみてはいかがでしょうか。
◆関連リンク
・全国ランニング大会100撰 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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