画像:神戸マラソン公式サイトより
2025年11月に開催予定の『神戸マラソン2025』の「新コース」が発表されました。フィニッシュ地点をハーバーランドに変更し、終盤の難所を除外するコースになっています。
終盤の難所などで伸び悩むタイム、コース変更を検討
従来のコース
画像:神戸マラソン公式サイトより
神戸マラソンは2011年から始まった、約2万人のランナーが神戸の街を駆け抜けるマラソン大会です。
従来のコースでは「神戸市役所前」をスタートして、明石海峡大橋を望む西舞子エリアで折り返し、フィニッシュはポートアイランドに「市民広場付近」に設定されていました。
しかし主要な国内マラソン大会記録と比べると、神戸マラソンのタイムは伸び悩む傾向に。理由の一つは、終盤約38km地点の「神戸大橋」前後の難所です。
そこで神戸大橋を含むルートを解消して、神戸市中心部フィニッシュに変更する案が検討されていました。
海岸線を東西に走るフラットな新コース、高低差10mに
画像:神戸マラソン公式サイトより
今回発表された新コース案では、これまで通り「神戸市役所」からスタートし、折り返し地点は従来より少し延長して「明石・大蔵海岸」に変更されています。
これまでは折り返した舞子公園あたりで20km地点でしたが、新コースは大蔵海岸にさしかかるところが20km地点となり、折り返し部分が中間点となっています。
風光明媚な景色が広がる明石・大蔵海岸/神戸を代表するランドマークが集うフィニッシュ地点のハーバーランド
画像:神戸マラソン公式サイトより 一部加工
折り返し後は須磨浦公園あたりで30km地点、中央市場前あたりで40km地点となり、フィニッシュはハーバーランドというルートになるみたい。
コース変更により、瀬戸内海に沿った海岸線を東西に走るフラットで走りやすいコースになり、高低差はわずか10mになったんだそう。
画像:神戸マラソン公式サイトより
コースの高低図を比較すると、これまでは38km~41km地点にあった大きな高低差が解消されているのがわかります。
ランナーの負担がぐっと減るだけでなく、タイムを狙う人にも、初めてマラソンに挑戦する人も参加しやすくなりそうですね。
なお新コースは、日本陸連公認コースとしての実測距離を調整してコースを最終決定するため、一部区間では変更の可能性があるとのことです。
「神戸マラソン2024」では約21,000人が参加し、完走率は全体で94%ほど。タイムは男子1位が2時間12分28秒、女子1位が2時間36分42秒という結果でした。報道によると大会実行委の会長は「優勝タイムが2時間5分~8分程度になるような、トップレベルの大会を目指したい」と考えているんだそう。走りやすくなったコースでは大会記録が生まれるかもしれませんね。
◆関連リンク
・神戸マラソン – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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