
神戸に深いゆかりがある、プロ野球選手のイチローさん。アジア人初、そして日本選手初となった「アメリカ野球殿堂入り」を記念して、野球殿堂入り表彰式が開催される7月28日に神戸市内で「特別号外」が配布されます。
オリックスにドラフト4位で入団、27歳でメジャー挑戦
イチローさんは、愛知県出身。1991年のドラフトで4位指名され「オリックス・ブルーウェーブ(当時)」に入団しました。
この年、オリックスは本拠地を西宮球場からグリーンスタジアム神戸(当時。現在のほっともっとフィールド神戸)に移しています。
1995年には「がんばろうKOBE」を合い言葉に、11年ぶりとなるリーグ制覇を果たしました。翌96年にも2連覇し、初の日本一に輝きました。
画像:MLB公式サイトより
イチローさんは2000年までオリックスでプレーした後、2001年、27歳の時にメジャーリーグに挑戦。
1年目からレギュラーとして活躍し、10年連続シーズン200本安打、日米通算3000本安打などの記録を樹立しました。
2004年には大リーグ記録を84年ぶりに更新する「シーズン262安打」をマーク。この記録はいまでも破られていないのだとか。
メジャーリーグでは「マリナーズ」「ヤンキース」「マーリンズ」で活躍。2018年にマリナーズに復帰し、プロ28年目の45歳で迎えた翌年に現役を引退しています。
7月28日に野球殿堂入り表彰式、特別号外は1万部限定

今年1月、アメリカ野球殿堂入りが決定。史上2人目とある「満票での選出」にはあと1票届きませんでしたが、イチローさんが会見で「1票足りなかったのはすごく良かった」と語っていたシーンをテレビで見た人も多いのではないでしょうか。
マリナーズはイチローさんの功績をたたえ、イチローさんが現役時代につけていた背番号「51」を球団の永久欠番にしています。
そして7月28日(現地時間27日)に、アメリカ・ニューヨーク州クーパーズタウンにて、アメリカ野球殿堂入り表彰式が開催されます。
MLBはこれに合わせて、イチローさんの殿堂入りを祝う記念プロジェクト「51 WITNESSES OF GREATNESS」を実施するそうです。

イチローさんの背番号「51」にちなんで、野球界はじめ各界でゆかりのある「51人」からの祝福メッセージが寄せられたんだそう。
表彰式に先がけて、ティザームービーが公開。王貞治さんや川崎宗則さん、松井秀喜さん、野口聡一さんなど、錚々たる顔ぶれみたいです。
唯一無二のヒーローが、野球の殿堂へ。
— MLB Japan (@MLBJapan) July 22, 2025
イチロー氏の米国野球殿堂入りを記念して、ティザームービーを公開。
7月28日、その瞬間を共に迎えましょう。#祝51#HOF pic.twitter.com/8PgOJVruEg
表彰式当日は、イチローさんと深いゆかりがある東京・愛知・兵庫の3都市で特別企画を実施します。
3都市では合計1万部限定で、特別号外「MLB SPECIAL EDITION」を配布予定。イチローさんの功績を振り返る記事のほか、マリナーズ時代に監督を務めたボブ・メルビンさんの特別インタビュー記事、豪華な著名人らからの祝福メッセージなどが掲載されているそうです。

アメリカの街に設置されている「ニューススタンド」をイメージした5種類のニューススタンドで、いずれかが各配布場所に登場するんだそう。
気になる設置場所ですが、公式発表では「神戸市内」としか記載されておらず、具体的な場所は発表されていません。
あわせて、MLB Japan公式SNSアカウントでは「イチロー米国野球殿堂入り記念ステッカー」が当たるSNSキャンペーンも開催されます。
MLB Japanの公式Xまたはインスタをフォローし、タグ付きで投稿すると応募できるそうですよ。
特別号外配布日時
2025年7月28日(月)7:00~15:00
場所
神戸市内
※待機列の混雑状況によって、予定配布時間を前倒しいたします。
※配布は数量限定のため、なくなり次第終了となります。
今回の企画はMLB初の取り組みなんだそう。気になる配布場所はどこになるんでしょうか。神戸の中心地・三宮周辺か、やはりイチローさんと縁が深い、オリックスの本拠地、ほっともっとフィールド神戸の可能性もありそうですね。
今回のイベントとは別に、イチローさんは神戸市との企画として、高校生向けの「トークセッション」を神戸市内で行うことも先日発表されていました。申し込み締め切りは8月8日まで。
◆関連リンク
・Ichiro Suzuki Stats(生涯成績) – MLB公式サイト
・MLB Japan(@mlbjapan) – 公式Instagram
・MLB Japan – 公式X
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
ライター一覧