
せっかくの夏休みやお盆休みに、夏の思い出をつくりたい!とはいえ、毎日暑くどこに行こうかとお困りの人も多いのではないでしょうか。
国内の「避暑地」といえば軽井沢や箱根などを想像しますが、兵庫県にも「涼」を感じられるスポットがいろいろ。
今回は「屋内で楽しめる場所」や「自然を感じられるスポット」、ちょっと変化球の「涼しいスポット」もあわせて全部で16箇所ご紹介します。2025年の夏休み・お盆休みに親子で楽しめる場所から、大人だけのおでかけにぴったりのスポットもあるので、ぜひ参考にもしてみて下さい。
Index
▼自然
▼アクティビティ
▼寺社仏閣
▼水族館
▼ミュージアム
自然
布引の滝

「布引の滝」は、「日本の滝百選」に選ばれるほか、那智滝(和歌山県)・華厳滝(栃木県)と並び、「日本三大神滝」の一つとされる名瀑です。
駐車場はありませんが「JR新神戸駅」から徒歩圏内なので、街の中心部からも比較的アクセスもしやすく、気軽に自然体験ができます。
布引の滝は、雄滝(おんたき)・雌滝(めんたき)・夫婦滝(めおとだき)・鼓ヶ滝(つつみがだき)と4つの滝からできていて、その総称が「布引の滝」なんです。なかでも最も上流にある「雄滝」は高さ43mとかなりの見応え!
駅からのおすすめコースは過去の記事でもご紹介しているので参考にしてみてくださいね。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区葺合町 MAP
◆関連リンク
・布引の滝 – Feel KOBE 神戸公式観光サイト
六甲高山植物園
画像:Instagram(@hideki.kataoka.0327)より
海抜865mの六甲山頂付近に位置する「六甲高山植物園」では、冷涼な気候を生かして、世界の高山植物や寒冷地植物・六甲自生植物・山野草など、約1,500種が野生に近い状態で育っています。
現在見頃の植物は、公式サイト内の植物図鑑より確認できます。
昨年、阪急交通社が発表した「日本の避暑地ランキング」でも10位にランクインした「六甲山」。
園内には、植物にちなんだ雑貨屋さんや、カフェも併設している他、イベントが行われていることもあるので、のんびり自然に癒やされるだけでなく、いろんな楽しみ方ができそうです。
2025年8月23日(土)からは、神戸六甲ミーツ・アート2025もはじまります。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150 MAP
営業時間
10:00~17:00 (16:30受付終了)
休園日
3・4月の木曜日、および6月19日(木)~7月10日(木)の木曜日
※冬季休業(開園期間は、2025年3月15日(土)~11月30日(日))
入園料
大人(中学生以上) 900円
小人(4歳~小学生) 450円
◆関連リンク
・六甲高山植物園 – 公式サイト
鮎屋の滝(淡路島)
画像:Instagram(@tkms1027)より
淡路島随一の高さ14.5mを誇る滝「鮎屋の滝(あいやのたき)」。
周辺は、自然観察や森林浴にも最適な「鮎屋の森」があり、散策道や展望台・無料駐車場なども完備されています。
春には桜・秋には紅葉も楽しめる「鮎屋の森一帯」は、自然の美しさを季節問わず楽しむことができ、夏の季節は緑いっぱいの空間に涼しい気分に。
洲本は観光スポットも多いので、立ち寄りやすさも魅力の一つです。アクセス方法(PDF)は写真つきで公開されてますよ。
注目のおすすめポイント
住所
兵庫県洲本市鮎屋334 -2 MAP
◆関連リンク
・鮎屋の滝 – 洲本市公式HP
シワガラの滝(美方郡)
画像:新温泉町公式サイトより
滝愛好家に人気が高い兵庫県の名瀑「シワガラの滝」。洞窟の内部から見ることができる滝で、落差はおよそ10メートル。頭上の岩の切れ目から太陽の光が差し込む神秘的な空間です。
兵庫県の名勝にも指定されている「小又川渓谷(こまたがわけいこく)」にあり、他にも複数の滝が存在します。
中でもシワガラの滝は、危険個所も多く上級者向けのコースみたい。ふらっと近くまで車で行けるような滝ではありませんので、事前に兵庫県新温泉町のサイトにある秘境の滝「シワガラの滝」登山についてをチェックしてから足を運びましょう。
注目のおすすめポイント
住所
美方郡新温泉町海上 MAP
◆関連リンク
・シワガラの滝 – 【公式】兵庫県観光サイト HYOGO!ナビ
神戸市立森林植物園
画像:Instagram(@kobe.kanko)より
森林植物園は神戸市中心部から車で25分、六甲山の広大な自然を満喫できる樹木植物園です。総面積142.6haの広大な園内には季節ごとに四季折々の植物が咲きます。
今、楽しめる植物は公式サイト内の開花ごよみで確認できます。
夏の時期は緑がたっぷりで木陰で涼んだり、ゆっくり園内を散歩したり、のんびりとした時間を過ごせますよ。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市北区山田町上谷上字長尾1-2 MAP
営業時間
9:00~17:00(入園 16:30まで)
※「森のあじさい散策」「森のもみじ散策」の各期間中は早朝・延長開園あり
休園日
水曜日
入園料
大人(中学生を除く15歳以上):300円
小人(小・中学生):150円
※神戸市内に居住し65歳以上の方で公的機関が発行する証明書(例:老人手帳・運転免許証・パスポート・健康保険証等)をお持ちの方は無料です。
※神戸市発行の「のびのびパスポート」提示の方は無料です。
◆関連リンク
・神戸市立森林植物園 – 公式サイト
たじま高原植物園(香美町)
画像:公式サイトより
豊かな植生と湧水に恵まれた瀞川平(とろかわたいら)にある「但馬高原植物園」。1日5,000tの湧水と樹齢1,000年以上の「大カツラ」の保護をテーマに開園された植物園です。
瀞川平一帯は、氷ノ山後山那岐山国定公園にも指定されており、兵庫県観光百選の第1位にも選ばれている高原。
植物園のシンボルとも言える「和池の大カツラ」はかなり見応えもあり、その近くで汲むことができる「湧き水」は夏でも水温が10度前後。ひんやり冷たくまさに涼を感じることができます。
この湧水は、容器を持参すれば「20リットル/100円」で購入もできますよ。
園内にはレストランやBBQスポット・喫茶もあり、テラスのBBQサイトはペット連れもOK!家族みんなで夏の思い出が作れそうです。
注目のおすすめポイント
住所
美方郡香美町村岡区和池709 MAP
営業時間
9:00〜17:00
休園日
4月〜11月は無休、12月~3月は木曜日定休(祝日営業)
入場料
大人:500円 / 高校生:400円 / 小中学生:100円
◆関連リンク
・たじま高原植物園 – 公式サイト
アクティビティ
フロリックシーアドベンチャーパーク淡路島
画像:公式Instagramより
淡路島の洲本市にある日本最大級の海上アスレチック「フロリックシーアドベンチャーパーク淡路島」は、2025年7月11日~8月31日までの期間限定で楽しめます。
5歳以下のお子さんは不可で、10歳以下は保護者同伴が必須。無料の更衣室とシャワー(300円)コインロッカー(300円)なども完備。
今年は、新たに6つの爽快爆笑アトラクションが加わり、全部49に拡大。昨年登場した世界初登場となる全く新しい水上アトラクション「水上空中ブリッジアトラクション」もバージョンチェンジで登場しているようです。
大人も子どもも思いっきり弾けてずぶ濡れに!炎天下でのアクティビティなので、熱中症対策は万全にどうぞ。
注目のおすすめポイント
住所
洲本市海岸通1-2 大浜海水浴場内 MAP
営業時間
8:30〜17:30
料金
3800円 ~
◆関連リンク
・日本最大級の海上アスレチック | フロリックシーアドベンチャーパーク淡路島 | – 公式サイト
音水渓谷(宍粟市)

宍粟市にある音水渓谷(おんずいけいこく)には、スギを中心にヒノキやブナなどの広葉樹が混じった天然林が楽しめます。中には、樹齢200年以上の天然杉も残っているそう。
渓谷入り口から2kmほど進んだ場所には「明神滝」があり、2つの渓流から1つの滝壺へと落ちる姿を眺めることができます。
事前予約をするとシャワークライミング(沢登り)体験も。乗り物に乗ったり道具を使うのではなく、上流へ向けてのぼりながら涼体験ができるというもの。
すぐそばにある県営の人工湖「音水湖(別名引原ダム)」ではSUP(サップ)体験もできます。この周辺は、春は桜・秋には紅葉と四季を感じられるスポットとしても人気ですよ。
注目のおすすめポイント
住所
宍粟市波賀町音水 MAP
◆関連リンク
・しそうツーリズムガイド – 公式サイト
・音水湖カヌークラブ – 公式サイト
寺社仏閣
福ふくふくろうの寺 光明寺(佐用町)
画像:Instagram(@himejikosan)より
園内に数多くの「ふくろう」が祀ってあることから、別名「ふくろうの寺」としても有名な「光明寺」。
西日本播磨美作七福神の霊場のひとつで、寿老人も祀られているほか、安産祈願の「子安大師腹帯」の授与所でもあります。
夏の時期には約2ヶ月間行われる風鈴まつり。今年も、2025年7月1日(火)~9月7日(日)で行われています。
お寺のそばに10台ほどの駐車場があるようですが、道が細く台数も限られているため、徒歩5分程の道の駅「宿場町ひらふく」に停めてトイレ・水分補給を済ませてから足を運ぶことをおすすめしているようです。
注目のおすすめポイント
住所
佐用郡佐用町平福149 MAP
営業時間
9:00~16:00
料金
駐車場 無料
◆関連リンク
・福ふくふくろうの寺 光明寺 – 公式サイト
書寫山 圓教寺(姫路市)
画像:Instagram(@morikawa_s657)より
書写山(しょしゃざん)山上の標高371mに位置する「圓教寺(えんぎょうじ)」は、トム・クルーズ・渡辺謙などが出演する「ラストサムライ」の舞台にもなったことで有名なお寺で、ロープウェイの乗り場には多くの著名人のサインが飾られています。
山上からは森の中を歩きながら回るコースと、バスを利用する2パターンあり、自然に触れたい人は歩くのもおすすめ。ただし、階段・急坂も多いので、特にこの季節は体力に自信のある方のみにおすすめです。
敷地内には多くの建物がありますが、みなさん必ず立ち寄るのが「摩尼殿」。高台から見下ろす景色も素晴らしく、国指定の重要文化財「四天王立像」もこの場所に安置されています。
他にもお食事処があったり、修行体験ができたり、西国三十三観音霊場のひとつであることから御朱印を集める人も多いみたいですよ。
注目のおすすめポイント
住所
姫路市書写2968 MAP
営業時間
8:30~17:00
料金
入山時に、志納金として中学生以上は500円がかかります
◆関連リンク
・書寫山圓教寺 – 公式サイト
水族館
神戸須磨シーワールド

オープンから1年を迎えた「神戸須磨シーワールド」は、西日本初となる「シャチ」が見れる水族館です。
食事をしながら泳ぐシャチが観られるレストランがあったり、須磨の海をバックに楽しめる「シャチのショー」は大迫力。水しぶきを頭から浴びれば、想像以上の「涼」体験ができますよ。
夕方や早朝などピークタイムを避けることで少し涼しく、そして混雑も避けて楽しめるチケットが販売されています。通常よりお得に利用できるのでチェックしてみるのもいいかも。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市須磨区若宮町1-3-5 MAP
営業時間
曜日、月によって異なる(カレンダーを要チェック)
定休日
夏季のお休みはなし
入場料
【通常】大人3,100円~/小人・幼児(中学生以下)1,800円~/シニア(65歳以上)2,500円~
átoa(アトア)
画像:公式Instagramより
五感で感じる劇場型アクアリウムがコンセプトの水族館「アトア」。「デジタルアート」や「舞台美術」が融合する芸術的な水族館の世界を楽しめて、心まで涼しい気分にさせてくれます。
3階に展示されている丸い水槽「奇跡の惑星」は、フォトジェニックで「アトア」のシンボル的な存在ですよね。
各線 三宮駅からは少し離れますが、阪急百貨店 北側から出ている「ポートループ」にのれば、普段の神戸がちょっとしたお出かけ気分で楽しめます。
館内にはベビールームがあり、給湯シンク・おむつ交換台なども完備しているので、子連れのご家族も安心です。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区新港町7-2 MAP
営業時間
10:00~19:00(最終入館 18:30)
定休日
年中無休
入場料
【通常】大人2,600円/小学生1,500円/幼児(3歳以上)大人1名につき幼児1人無料(追加は500円)/幼児(3歳未満)無料
◆関連リンク
・【公式】アトア átoa – 公式サイト
みなとやま水族館
画像:Instagram(@umiiike)より
「みなとやま水族館」は、複合施設NATURE STUDIOの中にある小さな水族館です。
2015年に廃校となった「湊山小学校」の跡地にできたNATURE STUDIO(ネイチャースタジオ)には水族館のほかに、「フードホール」や、ニジマス釣りが楽しめる「FISH POND」、植物などが購入できるグリーンショップ「HERB SHOP」などがあります。
イベントが開催されていることもあるので、子連れで楽しむのにもおすすめですよ。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市兵庫区雪御所町2-24-101 MAP
営業時間
10:00~18:00(最終入館17:00)
定休日
不定休(メンテナンスによる休館日等あり)
入場料
一般料金 1,200円/小人(小中学生)600円/幼児(3歳以上)300円
※3歳未満のお子さまは無料でご入館いただけます。
◆関連リンク
・みなとやま水族館 – 公式サイト
ミュージアム
神戸市立博物館

各線 三宮駅から歩いて10分ほどの場所にある『神戸市立博物館』は、元々「銀行」として建てられたもので、国の登録有形文化財のひとつに指定されています。
神戸で出土した「考古遺物」や神戸関連の「美術品・史料」などが常設展示されていて、1階の展示室は無料でみることができます。
所蔵する重要文化財のひとつが、「聖フランシスコ・ザビエル像」。作品保存の観点から、実物展示期間は限定されていて、それ以外の期間は「レプリカ展示」となります。
金・土曜は「ナイトタイムミュージアム」も行われていて、夜20時まで楽しむことができます。日が落ちてきた頃に街に出てディナーがてら立ち寄るのもいいかも。
残暑厳しい9月20日からは「阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス」も行われる予定。すべての展覧会は公式サイトよりご確認下さい。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区京町24 MAP
営業時間
9:30~17:30
※金 ・土は20:00まで開館
※展示室への入場は閉館の30分前まで
定休日
月曜(祝休日の場合は翌日)
料金
神戸の歴史展示室(1階):無料
コレクション展示室(2階):一般300円/大学生150円/高校生以下 無料
特別展:展覧会ごとに異なる
◆関連リンク
・神戸市立博物館 – 公式サイト
兵庫県立美術館
画像:公式サイトより
暑い時こそ屋内でゆったり時間を過ごすのにおすすめなのが、ミュージアム。2002年4月開館の『兵庫県立美術館』は西日本最大級の美術館で、世界的に有名な建築家 安藤忠雄氏が手掛けました。
期間限定で開催される「特別展」だけでなく、小磯良平、金山平三など兵庫ゆかりの作家を中心とした作品が10,000点以上展示されています。
「Ando Gallery」というエリアは、建築模型やドローイング(スケッチ)などが紹介されているほか、無料で楽しめる写真映えスポットも。
夏季開催の特別展は過去の記事でもご紹介しています。すべての展覧会は公式サイトよりご確認下さい。
注目のおすすめポイント
住所
神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 MAP
営業時間
10:00~18:00(入場は17:30まで)
定休日
月曜日(祝休日の場合は翌日)
料金
コレクション展(常設展):一般500円/70歳以上250円/大学生400円/高校生以下 無料
特別展:展覧会ごとに異なる
◆関連リンク
・兵庫県立美術館 – 公式サイト
フェリシモ チョコレート ミュージアム

ファッション・雑貨などの通販会社「フェリシモ」が手掛けるチョコレートをテーマにしたミュージアム『felissimo chocolate museum』。
ミュージアムショップではグッズやチョコレートの購入が可能で、ミュージアムのチケットを持っていない人もショップでのお買い物ができます。
2名以上なら「友割」が適用になって少しお安くなる上に「500円のお買い物クーポン」がもらえるので、お友達と行くのも楽しそう。
フェリシモの施設全体については過去の記事でもご紹介しています。今後開催される展覧会は公式サイトよりご確認下さい。
注目のおすすめポイント
住所
中央区新港町7-1 Stage Felissimo 2F MAP
営業時間
11:00~18:00(入館は17:30まで)
定休日
年2回の春と秋の展示替えの時期
料金
一般1,000円/学生800円/小学生300円/小学生未満 無料
◆関連リンク
・felissimo chocolate museum – 公式サイト
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