阪急電車にまつわる「思い出」を紹介する広告プロモーション『走る阪急写真館』が始まってる。バンド「くるり」の曲にのせて

ライター:かな

「阪急電車」や「阪急沿線」にまつわる思い出を、コンセプトムービーやポスタービジュアル等で表現した広告プロモーション『走る阪急写真館』が、9月22日(月)から駅や電車内広告で展開されています。

コンセプトムービー

コンセプトムービーとして、阪急電車とかかわりが深いロックバンド「くるり」が書き下ろした新曲「3323」にのせた約3分半と15秒の2本の動画が公開されています。

ストーリーは、おばあちゃんとお孫さんが仮想のイベント列車「走る阪急写真館」に乗り込むところから始まり、列車にはご夫婦や友人同士、親子などさまざまなお客様が乗車して、それぞれが持つ阪急電車や阪急沿線にまつわる思い出を語っていきます。

家族とのお出かけや学生時代の思い出を語ると、あのころ感じていたことや考えていた本音を話してしまう様子も。そして、語られた思い出に関連した車窓風景を背景に写真を撮影し、その写真がまた新たな思い出となっていくストーリーです。

「くるり」の二人は京都出身で、ボーカルの岸田さんは阪急電車の愛好家としても知られています。

楽曲のタイトルは、岸田さんが憧れ続けた阪急京都線3300系「3323編成」に由来。3323編成は、3300系の廃車が進む中、今も運行している編成です。

シンプルながら記憶に残るゆったりとしたメロディーとなっており、歌詞には「電車」を切り口として沿線や駅での思い出が書き下ろされています。

「くるり」について
1996年9月頃、立命館大学(京都市北区)の音楽サークル「ロック・コミューン」にて結成。古今東西さまざまな音楽に影響されながら、旅を続けるロックバンド。メンバーは京都出身。
2016年・2017年に阪急電鉄とのコラボレーション企画として沿線でのスタンプラリーを実施。2018年には「阪急阪神 未来のゆめ・まちプロジェクト」の一環として、阪急電鉄主催で小学校高学年向けの出張授業を実施し、子ども達とともに楽曲づくりを行いました。

「くるり」インタビューコメント

・楽曲『3323』に込めた想いなどがあればお聞かせください。

<岸田さん>
幼少期からずっと変わらず乗り続けている阪急京都線ですが、変わらない風景も、変わりゆくものもあります。祖母はもう居ないですが、やはり電車に乗ると、ふとその頃のことを思い出すことがあります。この楽曲のタイトル『3323』は、私がずっと好きだった京都線3300系電車の、最後まで残った編成です。私の今までの人生と共にあった「憧れ」の電車でした。風景や思い出とともに心に焼き付けておこうと思います。

<佐藤さん>
あの頃の自分が正しかったのか、間違っていたのかなんて人生を終えてもわからないと思うのですが、久しぶりにその場所や景色に出会った時に、それが間違っていなかったんだと思わせてくれることは本当に大きなことだと思います。いつまでも綺麗な車体で走ってくれている阪急にそんなことを思いました。自分を律したり、正当化してあげられたりできる思い出の車両そのものが、この曲のイメージと合っているなと思います。

・「阪急電車」「阪急沿線」というキーワードから、最初に頭に浮かんだ情景や思い出はありますか?

<岸田さん>
母親に連れられて、祖母の家によく通いました。地下鉄に乗って、烏丸で阪急電車に乗り換えます。少しレトロな地下駅の景色と、賑わいのある雑踏。「都会の鉄道」とでも言えるその雰囲気に、子どもながらワクワクしたものです。どの車両に乗っても木目デコラ(マホガニー木目模様の内装)とゴールデンオリーブのモケットシートで優雅な気分になりましたが、転換クロスシートの6300系に乗れるのが京都線ならでは。少し優越感がありました。

<佐藤さん>
小さな頃、阪急電車に乗って西院から西京極間で地上に出るのが好きでした。世界が始まる気分になって、開放的になったのを覚えています。学生時代は淡路駅で乗換えを待っているときに、いろんな電車が行き交うのを見ながら、行ったことのない、姉の通っていた関大前ってどんな駅なんだろうとよく思い耽っていたのもいい思い出です。

ポスタービジュアル

仮想のイベント列車「走る阪急写真館」で撮影した写真をポスタービジュアルとし、「阪急の思い出」をコピーと車窓風景で表現しました。

「くるり」が出演するポスターの思い出のコピーは「阪急電車は、もはや愛車。嵐山線の音を使ったくるりの曲もあるんですよ。」です。

特設サイト「走る阪急写真館」

プロモーションの開始に合わせて、特設サイト「走る阪急写真館」を開設。特設サイトでもコンセプトムービーやポスタービジュアルが閲覧できます。

「くるり」が楽曲「3323」に込めた想いや、Xに投稿があった阪急電車にまつわるエピソードの一部を紹介します。


通勤や通学で乗ったり、週末のおでかけで利用したり、神戸や関西在住の人にとっては馴染み深い「阪急電車」。

コンセプトムービーやポスターを通じて「阪急の思い出」を振り返ってみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
阪急電鉄 – 公式サイト

 

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かな

観葉植物ペペロミアホープの日々の成長を見て癒されています。

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