万博・オーストリア館の『ピアノ』を姫路市が購入へ。世界に16台だけの限定モデル

姫路市が、大阪・関西万博の「オーストリア館」で展示された『グランドピアノ』を購入するそうです。

ピアノは、三大ピアノメーカーの一つ「ベーゼンドルファー社」製。世界に16台しかない限定モデルとして今年4月に発売され、うち1台が万博のオーストリア館に展示されてました。

「The Great Wave off Kanagawa」というモデル名のとおり、江戸時代に活躍した浮世絵師・葛飾北斎の作品「神奈川沖浪裏」がピアノの屋根の内側に描かれてます。

作品の色彩テーマを継承し、ピアノの側板の内側と椅子のクッションにはプルシアンブルーをあしらってるんだとか。

ピアノのフレームと譜面台に施された葛飾北斎の署名は赤色で、「太陽を象徴する色・邪気を払う色」など、日本文化における赤色の持つ特別な意味が反映されてます。

1000曲以上を自動で奏でることができ、海外から遠隔操作による演奏も可能とのこと。


シェーンブルン宮殿

神戸新聞によると、今年5月に「姫路城」とオーストリアの「シェーンブルン宮殿」が姉妹城になった縁で購入が実現したのだそう。姫路市は今月、購入費「5000万円」を計上した予算案を市議会にて提出。市内の企業が文化振興名目で申し出た寄付が財源に充てられる予定です。

気になる購入後の置き場所ですが、姫路駅前にある「アクリエひめじ」になるみたい。市民が有料で利用できるほか、イベント時にはロビーなどで自動演奏の曲が流されます。来年2月のコンサートでお披露目予定のようなので、気になる人は続報をチェックしてみてください。

 

この記事を書いた人

やよい

「推し」のライブによく出没します。

ライター一覧

コメントを残す

日本語が含まれないコメントは無視されます。コメントは承認後に表示されます。良識のあるコメントを心がけ、攻撃的な表現や他人が傷つく発言は承認されません。