増えています。
兵庫県は、自転車保険の加入を義務づける条例を制定するようです。
自転車事故の加害者側に高額の賠償を命じる判決も相次いでまして、自転車販売店や学校と連携し、加入を促していくそうです。罰則は設けないそうで、理由は、所有者や運転者が特定できる自動車と異なり、管理や取り締まりが難しいためです。
条例が制定されれば全国初となります。
自転車と歩行者の事故
兵庫県は、自転車保険の加入を義務づける条例を制定するようです。
自転車事故の加害者側に高額の賠償を命じる判決も相次いでまして、自転車販売店や学校と連携し、加入を促していくそうです。罰則は設けないそうで、理由は、所有者や運転者が特定できる自動車と異なり、管理や取り締まりが難しいためです。
条例が制定されれば全国初となります。
これから議会に提出して、早期実現を目指すということのようですが、兵庫県の現状についてまとめてみますと、こんな感じです。
- 全体の交通事故件数は減少傾向
- 歩行者と自転車の事故は、2013年までの10年間で約1.9倍に増加
- 歩行者と自転車の事故は、自転車側が加害者の場合がほとんど
昨年の神戸地裁の裁判では、北区で小学5年生の男子児童が67歳の女性をはねて植物状態になった事故について、児童の母親に計約9500万円を支払うよう命じました。裁判官は事故当時、男子児童がヘルメットを着用していなかったことなどから「(母親が)十分な指導や注意をしていたとはいえず、監督義務を果たしていなかったのは明らか」として保護者の責任を認めたんだそうです。
この裁判は、被害女性の家族と保険会社が児童の母親を訴えた例になりますが、加害者が未成年のケースは多いようです。
つまり、自動車のように大人だけが運転するものではなく、当然、子どもも自転車を運転するものですが、仮に子どもが事故を起こした場合でも親の監督責任が問われたりするってことです。
現在の自転車の保険の加入率は24%程度だそうで、年間数千円の保険料のようですが、あまり普及していないんだそうです。
いつだれが事故の加害者になるかわかりませんので、普段、自転車に乗るって人は、保険に入った方がよさそうです。
カズマ
神戸ジャーナル 編集長
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