スマスイで、世界初の「メガマウスザメ全身骨格標本」が展示されるみたい。北海道大学名誉教授による「特別講演会」も

通常は鴨川シーワールド（千葉県鴨川市）にて展示されている、世界初の『メガマウスザメ全身骨格標本』が、須磨海浜水族園にて期間限定で見られるみたいです。

特別展示期間中の12月11日（日）には、北海道大学 仲谷一宏（なかや かずひろ）名誉教授による、メガマウスザメについての「特別講演会」もあります。

「メガマウスザメ」標本展示

2022年12月9日（金）～2023年1月15日（日）
須磨海浜水族園

神戸市須磨区若宮町1-3-5

「メガマウスザメ」は、ネズミザメ目の巨大ザメで、全長は7ｍにもなります。1976年にハワイで発見され、大変奇妙な形で話題になりました。

「新科・新属・新種の大変珍しいサメ」として正式に報告されたのは、僅か39年前（1983年）でした。体の前端にある大きな口でプランクトンを食べていますが、その他の生態などは今も謎のままです。

「メガマウスザメ」は、2017年5月22日に房総半島の南に位置する館山市洲崎定置網に入網し、2018年2月24日に仲谷一宏名誉教授らとともに公開解剖されました。

この標本は「世界で111例目、日本でも22例目の捕獲個体」で、大型ザメでは世界初となる「プラスティネーション加工（含浸加工）」という工法が施されています。

展示期間
2022年12月9日（金）～2023年1月15日（日）

展示場所
1階　波の大水槽前　エントランスホール

メガマウスザメの解剖にも携わり「さめ先生」の愛称もついた、北海道大学「仲谷一宏」名誉教授による「1日限りの特別講演会」も開催されます。

北海道大学名誉教授　仲谷一宏（なかや　かずひろ）氏

開催日時
2022年12月11日（日）

開催時間
1回目11:00～ / 2回目14:00～　※各回45分程度

開催場所
1階　波の大水槽前　エントランスホール

参加料金
無料（別途入園料が必要）

※新型コロナウイルス感染拡大による社会情勢などの変化により、変更や中止となる場合があります。
※須磨海浜水族園が定める新型コロナウイルス感染防止対策に、ご協力をお願いいたします。

仲谷一宏氏は、以前から軟骨魚類（特にサメ類）について研究しているそうなので、講演会では詳しい話が聞けそうです。気になる人は、展示を見るだけでなく、講演会も参加してみてはいかがでしょうか。

◆関連リンク
・須磨海浜水族園 – 公式サイト