神戸市役所の山側にある『こうべ花時計』10月の撤去に向けて周辺工事が始まってる。日本初の花時計

神戸市役所2号館の山側にある日本初の花時計「こうべ花時計」。撤去の前に様子を見てきました。


神戸市中央区加納町6-5-1

「こうべ花時計」は、1950年代前半当時の市長の提案で、スイス・ジュネーヴのイギリス公園に設置されていた花時計をモデルに製作されました。市民や市内企業の寄付金を元手に製作が進められ、1957年4月に花時計が稼働しました。

建設費は現在の価値で約1,600万円かかったそうです。

時を刻み始めて今年で61年目。現在の神戸市役所2号館の完成と共に可動した花時計は、神戸市役所2・3号館の建て替えに伴い、その役目を終えます。一応、移転を検討しているそうで、東遊園地が候補になっているそうです。

現在の柄のテーマは「神戸まつり」。次回の植え替えは5月下旬とのことで、定期的に年に8~10回植え替えられていてその回数は500回を超えています。

神戸市役所2・3号館の建て替えで、2019年度中に解体が予定されている3号館の屋上に設置されている1・2号館の冷却塔を移設する必要があり、こちらの場所に冷却塔が移ってくるそうです。既に背後にある大木の移設作業が進められていました。

ここにあって何か感じたことはありませんが、ただここにあるものとして相応の歴史を感じてしまう。現状は歩道から少し入ったところにありますので、三宮再開発と合わせて見やすい場所に移ったら良いなと思います。

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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