神戸アートビレッジセンターが、令和3年で25年を迎えた事を機に、アートに関心がある人々だけでなく多様な市民から日常的に利用される場所とするためにリニューアルが行われます。
神戸市兵庫区新開地5-3-14
神戸アートビレッジセンターは、新開地をアートの力を通じてさらに活気あふれる街にしたいという想いから平成8年(1996年)にオープンした文化芸術施設です。
地域に開かれた施設を目指し、令和5年4月1日から施設名称を変更。これに合わせてロゴデザインも刷新されます。
リニューアルオープン日時
2023年4月29日(土)10:00~
記念式典・内覧会の開催
【記念式典】2023年4月28日(金)10:30~11:30(予定)
【利用者向け内覧会】2023年4月28日(金)13:00~17:00(予定)
階 | 現況 | 改修後 |
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地下1階 | シアター、スタジオ1・2・3 | ギャラリー、スタジオ1・2・3 |
1階 | コミュニティスペース、ギャラリー、飲食店舗 | コミュニティスペース、子どもスペース、飲食店舗、受付・事務室、アート関連品販売スペース、授乳スペース |
2階 | ホール | ホール音響設備のデジタル化 |
3階 | アトリエ1・2、会議室1・2 | アトリエ、倉庫、会議室1・2 |
4階 | リハーサル室1・2、事務室 | リハーサル室1・2、事務室 |
※上記以外にも全フロアのトイレの美装化も実施
リニューアルイメージは以下の通りです。
エントランス
子どもスペース「てててパーク」
コミュニティスペース
ギャラリー(絵画・写真展示)
ギャラリー(彫刻展示)
ギャラリー(映像展示)
ホール(既存)
会議室(既存)
スタジオ(既存)
リハーサル室(既存)
シルクスクリーン工房(既存)
リニューアルにあたり、施設の設置目的に「子どもをはじめとするあらゆる世代の人々の交流」という文言が加えられました。
これを踏まえ、地域の方々をはじめ皆さまにとってこれまで以上に気軽に立寄りやすい施設を目指す意味を込めて、施設名称を「新開地アートひろば」に刷新。
また、ロゴについては施設の特性を表す「ひらいた」「ひろば」「ひらめき」といったキーワードから「ひ」をモチーフに、動物の顔にも見える多様な世代に親しみやすいデザインとなっています。左右で色の異なる音符のようなパーツが重なることで新たな色を生み出すことから、そこに集う人々による「交流」や「化学反応」もイメージさせます。
リニューアル後は施設を地域の「あそび場」と捉え、気軽に立寄りやすい交流場所として開いていくことはもちろん、演劇・ダンス・美術・映像など、様々なジャンルのアーティストが月替わりで登場し定期的に参加型のイベントも実施していく予定とのことです。
◆関連リンク
・新開地アートひろば – 公式サイト
街歩きをしていて不思議な場所に出会す、今回はそんな話。
昔、東灘区の御影か住吉辺りを通りがかった時だと憶うが、芸術村かアーティスト・コミューンみたいな場所を見つけました。コンクリート打ちっ放しの二階建ての建物で、安藤建築のようなモダンな外観です。
中はコの字型に部屋が並び、各部屋に小さな出窓がある。何故?芸術村かアーティスト・コミューンと判ったというと、その小さな出窓というかショーケースにどれも作品が展示してあったからです。手製のオブジェや陶器のような物などアーティストの作品、タロットカードや不思議な模様のタペストリーなど占い師の部屋もあるみたいです。
無機質な安藤建築の中で不思議な魅力を放つショーケースの中の作品たち、私は此処が只ならぬ場所だと思いました。何故なら人の気配が全然無かったからです。住んでいるアーティストは部屋の中で静かに作品制作に没頭しているからでしょうか?ちょっと現実の世界から切り離されたような時間が流れる空間と言いましょうか、多分占い師の部屋があったから余計にそう感じたのかもしれない。
神戸アートビレッジセンターみたいな箱モノ建築物は敷地面積に対して利用効率が高いかもしれませんが、かく街々にアーティストの拠点になるような小さなコミューンを作った方が面白いかもしれない。