これまでの仕事の仕方を大きく変える可能性があることを指摘する声もある「ChatGPT」をはじめとする生成系AIについては、諸外国をはじめとして大きな注目を集めています。
神戸市は、安全にChatGPTを利用できるように条例改正や利用環境の構築などを進めており、ChatGPTの位置づけや活用に向けた実施スケジュールを発表しました。
ChatGPTは作業効率の向上やアイデアの着想など様々な活用可能性がある一方で、リスクとして個人情報、機密情報の漏洩、捏造、拡散や、著作権侵害が起きることも懸念されていmす。
そのため、神戸市はChatGPTを業務で活用するにあたり、一定の制限のもと、安全に利用できる体制を整えるそうです。
「神戸市情報通信技術を活用した行政の推進等に関する条例」において、安全性の確認されていない生成系AIに、個人情報をはじめとする機密情報の入力を制限する以下の条項を追加いたします。
【追加条項】
本市の機関等の職員は、職務上知り得た情報のうち神戸市情報公開条例第10条各号に掲げるものを含む指令を、次の各号に掲げるものに対して与えてはならない。ただし、安全性が確認されたものとして市長が別に定める場合を除く。
(1) AIチャットボット
人工的な方法により学習、推論、判断等の知的機能を備え、かつ、質問その他の電子計算機に対する指令に応じて当該知的機能の活用により得られた結果を自動的に回答するよう作成されたプログラムをいう。
(2) その他前号に類するもの
【安全性の高い環境を整備】
神戸市は、Microsoft社のChatGPTサービスの活用により、「入力データが学習に使われない」、「入力データの履歴が保存されない」、また「国内法が適用される」ことで、情報の漏洩、捏造、及び拡散のリスクを大幅に低減します。
また、個人情報等の入力は禁止するなど、利用時の留意事項をまとめた神戸市独自のガイドラインを策定する予定です。
利用ガイドラインを策定し、6月から神戸市庁内での試行を開始するそうです。
いずれ、身近に溢れるようになり、様々なアプリやツールに組み込まれ、判別が難しくなると思います。
職員が職務遂行の為に電話かけたら、相手が音声応答とchatGPT組み合わせたシステムで、職務上個人情報の確認をchatGPT相手に行っていたとか。