神戸大学名谷キャンパス内に『高齢者住宅』ができるみたい。全国的にも珍しい取り組み、認知症研究など産学連携拠点に

神戸大学 名谷キャンパス 学研 高齢者
画像:神戸大学マスタープラン資料より

須磨区にある神戸大学名谷キャンパス内に、神戸大学と学研グループが共同で整備する『高齢者住宅』などができるそうです。


神戸市須磨区友が丘7-10

国内屈指の総合大学と地域課題解決に取り組む企業がタッグ

神戸大学は、人文・人間科学系、社会科学系、自然科学系、生命・医学系の4つの学術分野を核に11学部15大学院を擁する、国内屈指の規模を誇る総合大学です。

「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」を長期ビジョンに、特色と強みを持ち、地域と世界に貢献する世界トップレベルの研究教育拠点を形成すべく、ポーアイ・医療産業都市に「デジタルバイオ&ライフサイエンス・リサーチパーク」という研究拠点を設立しています。

一方、学研グループは全国600超の高齢者住宅・認知症高齢者グループホームを展開。

0歳~100歳超の高齢者まで多世代が支え合う「地域包括ケア」の考えのもとに、地域課題に応じてさまざまなまちづくりに取り組んでいます。

子育て支援に教育、医療、高齢者支援、多世代地域交流などを組み合わせた複合型拠点を、自治体などと連携しながら展開しているんだそう。

神戸大学 名谷キャンパス 学研 高齢者
藤澤正人学長(右)と学研ホールディングス取締役常務執行役員 小早川仁氏

神戸大学と学研グループは、昨年11月に「高齢者と学生の多世代共生とトータル・ヘルスケア・サイエンスの拠点」を共同開発することを発表。

名谷キャンパスの土地活用事業として進めていくことを明らかにしていました。

高齢者と学生が交流、福祉の研究効率向上へ

神戸大学 名谷キャンパス 学研 高齢者
建設予定の施設外観イメージ

神戸大学の名谷キャンパスには、認知症予防で数多くの先進的実績のある神戸大学大学院保健学研究科などが設置されています。

今回の取り組みは神戸大学の教育・研究機能と学研グループの知見を融合させた「多世代共生のまちづくり」を目指すものです。

神戸大学 名谷キャンパス 学研 高齢者
画像:神戸大学公式サイトより

神戸大学と学研の発表では具体的な整備場所について言及はありませんでしたが、神戸新聞の報道によれば、建設予定地はテニスコートや倉庫などがあるキャンパス南西部の遊休地なんだそう。

神戸大学が土地を貸す形で、学研グループが建物を整備するようです。

具体的には、キャンパス内に「サービス付き高齢者向け住宅」「介護付き有料老人ホーム」「認知症グループホーム」「学生マンション」「交流ホール」「大学研究室」などを整備する構想です。

報道によると、1階に認知症高齢者グループホームのほか、大学の研究室や講義室、体操などに使える広いオープンスペースが設けられます。

2~5階はサ高住が入る予定で、5階に学生向けの賃貸住宅が入るみたいです。

高齢者と学生が一緒に暮らし、学び、交流することで、多世代が活躍する拠点を目指すそうで、認知症ケアや福祉の研究フィールドとしての活用も想定しているんだそう。

企業や自治体とも連携し、認知機能などの維持・向上に向けたアプローチ、AIやDXも取り入れたケア手法など、新たなケアモデルの開発も進めていくそうです。

建物構造は鉄骨造地上5階建てで、施工事業者は現時点で未定ですが、開業は「2027年9月」予定としています。


医学部の保健学科や大学院の医学系研究科が設置されている名谷キャンパスは、医学や看護、理学・作業療法、臨床検査、公衆衛生などの専門家が豊富にそろっていて、認知症予防プログラムなどの実績もあるそうです。

大学施設内で学生と高齢者が共住する施設は極めて珍しいことなんだとか。神戸大学の学長は記者会見で「大学として長年取り組んできた認知症や福祉研究の知見を検証できる産学連携の場として発展すると思う」と語っています。

神戸大学では東灘区にある深江キャンパスでも、長年あまり使われてなかった施設を取り壊して新たな「福祉施設」にする取り組みを進めています。

神戸大学 深江キャンパス 東灘区 養正館

◆関連リンク
神戸大学 – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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