退勤8分後に出勤で住み込み状態!?垂水区にある西日本高速の男性が過労死。

高速道路
垂水区にある西日本高速道路第二神明道路事務所の男性社員が2015年2月に自殺していた問題で、労働基準監督署が労災認定をしたそうです。


場所はココ↓↓





労災認定ということは、つまり「過労死」。この事業所は、残業代の未払いで労働基準監督署から是正勧告を受けたそうで、『事業所の問題(上司のパワハラ)』『会社全体の問題』は判断できませんが、再発防止が望まれるところではないでしょうか。


残業実態としては、最大月「178時間」に達していたようです。例えば、「20日勤務」「定時9時~18時」で換算すると1日8.9時間の残業ですから、9時に出社して夜中の3時に退社という計算になりますので、異常な残業量です。おそらく休日出勤も発生していたと思われます。


退勤から出勤まで8分しかないという記録も残っていたそうなので、少なくとも組織によるソフト面での勤怠管理・メンタルヘルスなどが徹底されていなかったと言わざるを得ません。


さらに、勤怠管理システムには、残業を月34~85時間程度しかしていないことになっていたそうで、残業が申請ができない状態というのも常態化していたんではないでしょうか。


残業については、上司が部下の勤務状態を監督する立場にあると思うので、ひと月の勤務実態を見れば部下の誰に負荷がかかっているかはすぐに判断できると思うんですが。日本的というか自分の残業が多くても言えない組織風土ということもあったのかもしれません。
 

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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1 個のコメントコメントを残す
  • ちばちゃん

    不法就労の塊でしょう!

    2020年11月14日10:32 PM 返信する