発酵熟成肉の新技術で新メニューの提供を開始。低価格で人気の熟成肉を食べられる ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド

「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」が、日本初の熟成肉製造技術「エイジングシート」を用いた熟成肉新商品の販売を開始するそうです。関西初の商品化です。


神戸市中央区波止場町7-2

「エイジングシート」は、明治大学とミートエポック社(神奈川県川崎市)が産学連携共同開発したもので、それを使った熟成肉を料理として提供するのが「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」です。

最近流行っている熟成肉。一般論として、肉を寝かせて菌で熟成させうま味が凝縮されて美味しくなるというものですが、明確な定義がなく、その製造方法などは販売店舗でやり方が異なっていて、熟成させてもその程度によって切り落として無駄になる部分が半分にも達することもあり、販売価格が高くなる要因だったそうです。

これらの課題があったので、「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」ではなかなかメニューとして提供できなかったとのこと。

そこで、「エイジングシート」。「エイジングシート」を使えば、安定的に短期間で高品質の熟成肉を生み出すことができ、さらに無駄な部分が大幅に減って、結果、価格を抑えて提供できるというものです。

特大の肉に「エイジングシート」を巻くデモンステレーション。生でもいいからかぶりつきたいと思うぐらいの特大の肉。

肉の塊に「エイジングシート」を隙間なく巻きつける。「エイジングシート」には優良な菌が付いているので、これが肉に付着して熟成してきます。

「エイジングシート」を巻いた肉の塊にもう1枚「ふぁさー」っと被してできあがり。これで30日前後で熟成させることができるそうです。「エイジングシート」を使わず従来のやり方で熟成させると、60日~80日、半年程度かかる場合もあるそう。

「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」で提供される熟成肉を使った新メニュー。

【手前】レストラン「ル・クール神戸」で提供される「熟成肉のグリエ 兵庫県産野菜のサラダを添えて 赤ワインソース」6,000円。【左】鉄板焼「心」で提供される「発酵熟成牛ステーキ 淡路産玉葱を添えて」1/2ポンド(226g)7,000円、1ポンド(453g)12,000円と【右】「発酵熟成ポークカツレツ 「KOKORO」特製MISO SAUCE」2,500円

今後は、「ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド」だけではなく、グループの温泉旅館「神戸みなと温泉 蓮」、コンベンション施設「ラ・スイート神戸オーシャンズガーデン」、パン・スイーツ販売「ル・パン神戸北野」などでも順次熟成肉メニューを展開するそうです。

◆関連リンク
ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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