
神戸駅で地下に収納する「機械式駐輪場」の設置工事が始まってます。
神戸市中央区相生町3-2-11
JR神戸駅では、駅周辺の再整備の一環で「地下タワー式駐輪場」が「兵庫駅側」と「元町駅側」合わせて「5基」作られる計画になってます。
設置に向けては、「屋根」がある「一時利用の駐輪場」が閉鎖されたり、周辺に駐輪場が分散されたりしています。

以前からイメージ図は公開されていましたが、正式に技研製作所の「エコサイクル」というタイプが採用されることになったと発表されてます。
1基に収容できる自転車は228 台で、平置きで駐輪すると「25mプール相当の敷地」が必要になるところを、地上部分は約5.5m×1.6mというコンパクトなスペースに収めることができるイメージです。

5月から施工が開始されるということで見に行ってみると、クレーンが杭のようなものを吊り下げているのが分かります。
行程としては、「杭材」を円筒状に地中に埋めて「壁」を作り、その中を掘削し、装置を入れる形。場所にもよると思いますが、1基あたり「2ヶ月」で作っていくことができるようです。
ちなみに、標準的なタイプで深さ15m以上まで潜る「エコサイクル」。朝の忙しい時間帯に並ぶのでは?という心配がよぎります。
他の地域に設置された同型の解説動画を確認してみました。自転車には専用の「ICタグ」をつけておいて、入口に前輪を差し込み入庫ボタンを押すと「10秒」ほどでその場を立ち去れる感じみたいです。
「鍵はつけたまま入庫」するので、鍵を外す時間が短縮されることも考えると、自転車を止めるのにかかる時間自体は変わらなさそうです。もちろん、入口の数が限られるという点では「待ち時間」はある可能性はありますね。
出す時も、平均15秒ほど、早ければ「8秒」で目の前に自転車が現れるみたいです。

市のスケジュール上では、ひとまず兵庫駅側の3基が「2026年の4月」には利用できるようになる予定。
「地上に⽂化を、地下に機能を」というコンセプトの機械式駐輪場「エコサイクル」。できあがるのが楽しみですね。
カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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