パンダの「タンタン」の返還期日が「1年間延長」されたみたい。日中双方で合意

王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」の返還期日が、「1年間延長」されたみたいです。


神戸市灘区王子町3-1

ジャイアントパンダの「タンタン」は、王子動物園で2000年から日中共同飼育繁殖研究の目的で飼育展示されてます。

返還期日については、新型コロナウイルス感染拡大状況や、航空便の運航状況などと併せ、タンタンの病状も踏まえて「2022年12月末」となってました。

しかし今回「タンタンの心臓疾患は、当面の間、継続的な検査による病状把握と適切な獣医療が必要な病状である」という日中双方の専門家による評価が一致し、「2023年12月末」まで延長されることに決まったようです。

タンタンは2021年3月に心臓疾患が判明し、現在は食欲や運動量が減るといった状況が続いているため、各種検査を実施しているそう。

同時に、日中双方の専門家による技術的アドバイスを受けながら、心臓の動きを助ける「強心薬」や体にたまった余分な水分を取り除く「利尿薬」の投薬量をコントロールするなど、体調の維持に努めています。

また薬の効果を補完するため、腹部から水分を体外に抜く措置も必要の範囲内で行いながら循環不全を改善しているほか、心臓疾患による影響の負担を軽減するため、寝室に酸素供給装置を設置して酸素濃度も高めています。

2022年3月14日以降、「タンタンが自らトレーニング室に入るタイミングで検査や治療が実施できるように」という理由からタンタンの観覧は中止になってます。

日中双方は今後も協力し、全力でタンタンの心臓疾患の治療に取り組んでいくとのことです。

2020年5月に取材した記事があるので、こちらも参考にどうぞ。

【動画あり】中国に帰ることが決まった王子動物園のパンダ「タンタン」いまの様子は?帰るワケも詳しく聞いてきた

2020年5月22日

◆関連リンク
神戸市立王子動物園 – 公式サイト

 

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やよい

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