画像:神戸市広報公式Xより
『神戸空港』の国際化から早1カ月。5月21日に行われた神戸市長の定例会見で「利用状況」について発表されました。
神戸市中央区神戸空港1
この1カ月で175便、搭乗率約82%
画像:神戸市会見資料より
神戸空港では4月18日から「国際チャーター便」が解禁されました。現時点では韓国、中国、台湾の航空会社が、5都市との間で週40往復しています。
画像:神戸市会見資料より
4月18日~5月17日の1カ月間で、往復「175便」が運航され、利用者は約5万人に上ったそうです。
航空各社によると搭乗率は、ソウル(仁川)線を1日2往復する「大韓航空」が80%強ほど。
1日1往復の台中線、週3往復の台北(桃園)線を運航する「スターラックス航空」が85%だったみたい。日本人旅客は2割弱で、同社が就航している他の空港よりも高かったのだとか。
週2往復で台北(桃園)線を運航する「エバー航空」は、4月の平均搭乗率が90%を超えたそうです。
1日1往復の上海(浦東)線、南京線を運航する「上海吉祥航空」は、4月末までの実績として、神戸出発便が85~90%、神戸到着便が75~80%だったんだそう。
「ポートライナー」混雑緩和策で、バス利用を推奨
一方で、神戸空港に乗り入れる「ポートライナー」の混雑が課題となっています。そのため神戸市は「バス」利用を推奨しています。
画像:神戸市会見資料より
新神戸駅と神戸空港を340円で結ぶ「マリンエアシャトル」は、平日で40便を運行。ラッシュ時は5~10分間隔で運行しています。
ポートライナーと地下鉄で訪れるよりも運賃が安いだけでなく、快適なリムジンタイプのシートで、トランクルームも利用できるのがポイント。
画像:神戸市会見資料より
三宮駅や神戸駅とポートアイランドを結ぶ「路線バス」も拡充。通勤・通学で利用する人向けに、平日朝のラッシュ帯はバスのりばをJR三ノ宮駅近くに移設するなどして、ポートライナーの混雑緩和に努めています。
画像:神戸市会見資料より
そうした施策もあって、バス利用者が増加しているそうです。
乗車率は国際化以前と比べると、マリンエアシャトルは43%から「50%」に、ポートアイランド行き路線バスは56%から「70%」に伸びています。
神戸市の久元喜造市長は国際化1カ月を振り返り「全体として順調なスタートを切ることができた」とコメント。この1カ月は大型連休もあり、多くの人が利用したみたいですね。国際チャーター便を運航する航空会社は、台北線の増便を視野に入れているほか、搭乗率についてまだ予想より低いため、神戸市に「国際線のPRを」と要望しているそうです。
◆関連リンク
・神戸空港 – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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