
大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」を手がけた絵本作家による、ミャクミャクをテーマにした公式絵本が発売されます。
ミャクミャク
画像:大阪・関西万博公式サイトより
万博のシンボルとして、世界中から愛されるキャラクターを目指し誕生した「ミャクミャク」。
もこもことしたデザインが特徴ですが、細胞と水がひとつになったことで生まれたそうで、正体は不明なんだそう。赤い部分が細胞、青い部分が清い水を表しています。
発表当初はデザインに不評の声もありましたが、万博が盛り上がるにつれてミャクミャク人気も増大し、万博公式商品の売り上げは8月までで「800億円」に上るほどです。

今回発売される絵本『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり』は、ミャクミャクをデザインした絵本作家 山下浩平さんの作・絵による絵本です。
山下さんが手がける初めての公式ライセンス商品だそうで、山下さんと20年来の親交がある神戸の企業フェリシモが出版します。

絵本では、小さな細胞として誕生したミャクミャクが、ほかの生き物や自然、文明と出会うことで、世界に存在する形や色の中にある素晴らしさを見つけ、想像、変化、共生しながら未来へ脈々とつながっていく・・・という姿が描かれます。

本編の物語に加えて、作者 山下さんがデザインの過程を解説した図録も収録されています。

さらに特別付録として、山下さん描き下ろしの「ミャクミャクのポストカード」が3枚ついているんだそう。
絵本の発売に際して、山下さんとフェリシモの企画担当者ががコメントを寄せています。
山下浩平さん:
この絵本は、ずっと頭の中にあった誕生の物語を2022 年の冬から2023 年春にかけて、私的に描いた“ミャクミャク”の設計図の一つでした。不完全さもありますが、ほぼ手を加えずにそのまま出すことにしました。その方が、当時の想いや熱を、少しでも感じてもらえるのではないか、と思ったからです。
この度、フェリシモさんにお声かけいただき、そして“脈々”と、ご縁がつながり、みなさまの目に触れる機会をいただけたことを、嬉しく思います。
この絵本がたくさんの方の手に届き、これからもミャクミャクが愛され続けられることを願っています。
フェリシモ企画担当者:
大阪・関西万博の閉幕まで、いよいよあとわずかとなりました。今や多くの人に愛されるようになった現在までのミャクミャクのストーリーは、私たちに大切なことを教えてくれます。懸命に生き抜く姿は、多くの人の心を打ち、やがて深く愛される存在へと変わっていくのだということを。最初は奇妙なキャラクターだな……と思っていたのに、今は愛おしい。そんな思いを、SNSや公式動画のコメント欄でたくさん目にします。この絵本はそんな、大阪・関西万博とその象徴であるミャクミャクに思いを寄せるすべての人に、ぜひ手にとっていただきたい一冊です。
作者である山下浩平さんは、フェリシモと20年来のお付き合いのあるデザイナー・絵本作家です。ある日、「実は未発表の絵本があるんです」というお話を伺い、原稿を見せていただいたところからこの出版プロジェクトはスタートしました。その原稿には、ミャクミャク誕生の背景にある深い思いや意図、そして生き生きとしたミャクミャクの姿が描かれていました。
すでに万博の会期も後半に差し掛かっていましたが、今だからこそたくさんの方に届けたいと思い、「ぜひこの絵本を出版させていただきたい」と打診すると、山下さんも「フェリシモさんからこの絵本を出したい」と言ってくださいました。そしてついに、みなさんへ『ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり』をお届けすることができます。
大阪・関西万博は終わります。けれど、ひとりひとりの心の中にあるミャクミャクの物語は、決して終わることはありません。どうか、あなた自身もミャクミャクを脈々と未来につなげていく担い手になっていただければ幸いです。
書名
ミャクミャクと… ミャクミャク誕生ものがたり
著者
山下 浩平
仕様
36ページ/カラー
発行
フェリシモ出版
価格
本体価格2,000円(税込2,200円)
購入方法
フェリシモ ショッピングサイト等で予約販売
※2025年11月下旬から順次お届けします。
発表当初は奇妙なキャラクターだなと思っていた人も、万博会場内外で目にするたび愛着が湧いてきて、不思議な魅力を感じているのではないでしょうか。
ミャクミャクがどんな風にして生まれたかという誕生物語としてはもちろん、ミャクミャクのさまざまな表情が楽しめる絵本として子どもも喜びそうです。
◆関連リンク
・FELISSIMO フェリシモ – 公式サイト
あさみ
「今年こそダイエット」が口癖です。
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