
2025年4月で開業120周年を迎える「阪神電車」が、新型車両の導入に合わせて『座席指定サービス』を開始するそうです。

2027年春から導入されることになった「新型急行用車両3000系」。車両のコンセプトは「かける」となってます。
掛ける(様々な利用者に寄り添ったアイデアの掛合せ)・駆ける(急行用車両としての疾走感)・翔ける(将来に向かってのさらなる飛躍)・架ける(人と人、人と社会の架け橋)の4つの「かける」をデザイン・設計に反映していくそうです。
車両は6両編成で、そのうち1両は阪神電車初の「座席指定サービス」に対応する予定。運行区間や料金等の詳細はまだ発表されていません。
社内には快適性・省エネ性に優れた「電気式戸閉装置」や「インバータ式空調装置」を設置し、ストレスフリーな環境を目指しているそうです。
ほかにも鉄道車両用の駆動システム「SynTRACS」を採用することで、従来の8000系車両に比べて、消費電力が約60%削減されるんだとか。

エクステリアカラーは新型車両の導入にともない、既存の急行用車両も含め「Re Vermilion(リ・バーミリオン)」というカラーに統一。
「Re Vermilion」とは、赤胴車のバーミリオンに「再び」という意味を表す接頭語「Re」を加えた単語です。
赤胴車を継承し、期待に応え続ける車両になってほしいという思いを込めて名付けられたそうです。
JRの新快速「Aシート」や阪急の「プライベース」、京阪の「プレミアムカー」に続き、阪神電車にも座席指定サービスが導入されることになりました。導入開始は2027年春と少し先ですが、移動の選択肢がまた少し広がりますね。
◆関連リンク
・阪神電気鉄道株式会社 – 公式サイト
カノン
春の桜や夏のひまわりなど四季の自然を追いかけて風景を撮るのが趣味。コーヒーとたい焼きが好きです。
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