神戸の豊かな自然を散策できる自然歩道『KOBE太陽と緑の道』が再整備されるみたい。27コースを15コースに再編

KOBE太陽と緑の道 ハイキング コース トレッキング
大岩岳
画像:神戸市公式サイトより

六甲山から帝釈・丹生山、雌岡山まで、神戸市北区・西区の緑豊かな地域を中心に、寺社仏閣や山城跡など神戸の隠れた魅力を楽しむことができるハイキングコース「KOBE太陽と緑の道」で、コースの再編と再整備が10月から始まりました。

コース設定から半世紀超、周辺環境の変化や登山道の荒廃で見直し

KOBE太陽と緑の道 ハイキング コース トレッキング
従来の27コース
画像:神戸市公式サイトより

自然歩道「KOBE太陽と緑の道」は、神戸の豊かな自然を気軽に散策できるハイキングコースとして、1972年に27コースが設定されました。

ただし半世紀以上経つなかで、倒木や藪化、道標の老朽化といった登山道の荒廃や、周辺環境の変化に伴うハイキングコースとしての魅力が低下しているという課題も。

そこで神戸市はこの10月から、コースの再編と再整備に取り組んでいます。

交通アクセスを改善、魅力あるハイキングコースに

KOBE太陽と緑の道 ハイキング コース トレッキング
新しい15コース
画像:神戸市公式サイトより

コースの再編では、統廃合や新設により現行の「27コース 約175km」から「15コース 約165km」に。鉄道駅やバス停を基点にして、歩き始めやすいコースに設定することで、交通アクセスを改善します。

山城跡をはじめとした神戸の隠れた魅力があるスポットを巡るコースなども設けて、交通アクセスが良く魅力的なハイキングコースにするのだとか。

再編後の15コースの詳細やマップは、神戸市サイトに掲載されています。

コースの再整備では、道標や案内板を新設したり更新したりするほか、コース上に倒木などがあれば撤去。山城の解説板などには地域の魅力についての解説・案内を整備して、山頂などハイキングコースの要所にはベンチも整備するそうです。

今後のスケジュールとして、2024年度は7コース、2025年度は8コースを再整備予定。各コースの再整備状況は、順次公式サイトで案内するそうです。

現時点でも各コースを歩くことはできますが、再整備が完了するまでは道標が不足していたり、コースの一部が荒れていたりする可能性があるので、ハイキングしに行く場合はご注意ください。

フリーハイキングイベントも開催

KOBE太陽と緑の道 ハイキング コース トレッキング
画像:おでかけKOBEより

KOBE太陽と緑の道の再編を記念したフリーハイキングイベント「KOBE太陽と緑の道再編記念ハイキング(再度山越え)」も開催されるそうです。

受付・スタートはJR新神戸駅1階のトレイルステーション神戸前で、滝山城跡~大龍寺~再度山~再度公園と巡ります。片道約4kmで、再度公園ログハウス前では先着100名に、記念品の「間伐材コースター」の配布もあるそうです。

開催日時
2024年11月2日(土)受付時間8:00~9:00
※コースは各自で歩いていただき、ゴールの再度公園到着後も自由解散
※再度公園ログハウス前で先着100名に記念品進呈

受付場所
JR新神戸駅 1階 トレイルステーション神戸

詳細情報
Webサイト


フリーハイキングイベントの道中では、戦国武将「松永久秀」ゆかりの滝山城跡で歴史や構造について学べたり、大龍寺の成り立ちや神戸とのつながりについての法話を聞けたりと、神戸についてより深く知ることができる企画もあるそうですよ(自由参加)。

◆関連リンク
自然歩道「KOBE太陽と緑の道」 – 神戸市公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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