英国トップIB学校「NLCS」の海外校が『神戸』にできるみたい。六アイに仮キャンパス、六甲山に校舎も建設予定

North London Collegiate School Kobe NLCS Kobe イギリス 神戸 六甲山 ミケーレ・デ・ルッキ

英国トップIB校の『North London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe)』が神戸に誕生します。六甲アイランドに仮キャンパスを設けるほか、六甲山には世界的建築家が設計する新校舎を建設予定です。

英国内トップクラスの教育が学べる本校、海外校も「質」を維持

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「NLCS」(英国本校)は、1850年創設のイギリスで最も歴史がある女子校の一つ。イギリス国内で最高レベルの教育を提供している、と評価されている学校だそうです。

過去20年間、「GCSE」「Aレベル」「IB(国際バカロレア)ディプロマ」といった学業資格の各試験において、イギリス国内トップクラスの評価を獲得。2023年度の国際バカロレア校として、イギリスで第1位になったんだとか。

2割近くの生徒が「オックスフォード大学」「ケンブリッジ大学」やアメリカの「アイビーリーグ」に進学し、卒業生の4割以上が世界トップ20の大学に進学しているみたい。

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こうしたインターナショナルスクールは、本校の教育の質や環境をそのまま海外校で維持・再現するのは難しく、成績も本校に比べて落ちてしまうと言われています。

「NLCS」は海外校でも成績がトップクラスであることが特徴の一つで、韓国に誕生した「NLCS Jeju」やUAEに開校した「NLCS Dubai」のIB平均スコアは、世界でも高い水準を保っているのだそう。

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神戸に誕生する「NLCS Kobe」は、NLCSの基本概念である「探究型教育」をベースにしながら、生徒の個性を磨く「六甲山」の大自然を活かした独自カリキュラムを採用するんだそう。

今後の予定としては、2025年8月に六甲アイランドの「Asia One Center」を仮キャンパスに小・中学校を開設予定。まず1~6年生を対象にして、その後7・8年生へと拡大していくみたい。

2028年には、六甲山に新校舎を建設し、中高一貫のボーディングスクール(寄宿制)を開校する計画とのこと。

プリスクールや小学部についても、2028~30年までの移行を目指すそうです。

六甲山の自然を活かした「森と共存する校舎」に

六甲山にできる新校舎の設計コンセプトは「森と共存する校舎」。六甲山の豊かな緑と瀬戸内海の美しい海岸線、四季折々の自然に恵まれた立地は、子どもたちの学びを豊かにし、創造力と探究心を育む絶好の環境だとしています。

子どもたちや教職員のウェルビーイングにとって「学ぶ環境」が重要だと位置づけ、新校舎は平和で自然な環境で生徒の教育体験を向上させるとともに、持続可能性とデザインの先駆者となるように設計。木や川、池といった自然の体系をできるだけ壊さずに建築するそうです。

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ミケーレ・デ・ルッキさん ©Giovanni Gastel​
建築家・AMDL CIRCLEファウンダー。1951年、イタリア北部フェッラーラ生まれ。建築家として、住宅、オフィスから工業用建造物、文化施設に至るまで、世界各国の重要な建築プロジェクトに携わる。代表的な作品は、ドイツ銀行ビル、ドイツ鉄道、ENEL(エネルギー会社)、イタリア郵便局、ヘラ(エネルギー会社)、インテーザ・サンパオロ銀行、ウニクレディト銀行など。またエルメスをはじめとするヨーロッパのラグジュアリー・ブランドや有名企業の依頼を受け、家具や照明など多くのプロダクトやインテリアのコレクションをデザイン設計している。​

設計を手がけるのは、現代イタリアを代表する世界的建築家のミケーレ・デ・ルッキさん。

旧六甲山ホテルをリニューアルした「六甲山サイレンスリゾート」をはじめ、住宅・オフィスから文化施設に至るまで、世界各地の重要な建築プロジェクトに携わっていますが、ミケーレさんが一番関わりたいと考えていたのが「教育現場」だったんだとか。

ミケーレさん:
六甲山という自然豊かな場所では、子供も教師も建物も自然と共存します。六甲山から景色を眺めるように物事を俯瞰で見ることを体感し、自分の問題や自分の世界に閉じこもるのではなく、客観的に見ることを学んでほしいです。そうすることで、人種の違いや性格の違いなど、世の中にあるさまざまな問題を超えて、遠くを見据える価値観が無意識のうちに備わっていくと思っています。また、子供たちが集まって遊べる場所やおしゃべりを楽しめる場所をつくり、「人間は一人では生きていけない」ということを感じてもらいたいです。こうした場所を通じて子供たちは社会性を育み、協力することの大切さを学んでいくと考えています。​

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敷地内には3つの校舎のほか、体育館、講堂、男女別の寄宿舎など、7つの建物を建設するみたい。

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建物内部のイメージはこんな感じで、「自然と美しさ」「健康とマインドフルネス」「帰属意識とコミュニティ意識」「創造文化とのつながり」を基本原則として設計しているんだそう。

港や市街地を見下ろす樹木が生い茂る丘陵地帯に位置するため、都市とはまったく異なる雰囲気にして、生徒たちが学習に取り組むためのユニークな自然環境づくりを意識しているんだとか。

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イメージ

建築や学ぶ環境にこだわるだけでなく、日本の伝統文化や六甲山の自然を活かした教育といった「日本独自のカリキュラム」も採用。

基本的にはNLCSの教師が主導するものの、時には専門家を招き、子どもたちが質問をしながら実際に体験ができるような学びを展開するそうです。


世界最高峰の英国インターナショナルスクールが「神戸」に誕生します。本校同様に質の高い教育と日本独自のカリキュラムなどを、神戸らしい自然豊かな場所で学べるようになりそうですね。

◆関連リンク
North London Collegiate School Kobe(NLCS Kobe) – 公式サイト

 

この記事を書いた人

あさみ

「今年こそダイエット」が口癖です。

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