
国内唯一の中国との国際フェリーが、2025年12月6日(土)から「旅客サービス」を取りやめてます。
取りやめになっているのは、毎週火曜日、神戸・大阪港を交互に出港する「鑑真号」で、2泊3日で中国・上海へ到着する定員192人のフェリーです。
「日中友好の架け橋」となるべく戦後初めての中国への海の定期便として運航をはじめたという歴史があります。
新型コロナの影響で2020年に運航を中断し、2025年6月に5 年半ぶりに旅客サービスを再開したばかりでした。

画像:公式HPより
取りやめの理由は、「日中間の渡航の安全が確保できない」という中国側の意向で、高市首相の台湾有事をめぐる国会での発言をきっかけとした「日中関係の悪化」が原因とみられてます。
再開については「未定」で、予約済みの乗船券もキャンセル料なしで取り扱いが行われるそうです。
ちなみに「鑑真号」という名前は、奈良時代に5度の失敗を乗り越え日本にたどり着いた高僧「鑑真」の「苦難を乗り越えた不屈の精神を踏襲する」ということで命名されてます。
今回の苦難も乗り越えて、再び日中間をつないでくれる日が来るといいですね。
◆関連リンク
・日中国際フェリー – 公式サイト








































カオル
とりあえず「食パン」を買う人です。
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