みなとのもり公園にある「神戸臨港線 神戸港駅」の面影

みなとのもり公園の中に、「神戸臨港線 神戸港駅」の一部が展示されているのを知ってますか?


神戸市中央区小野浜町

神戸臨港線は、JR東海道本線の貨物支線で、今の摩耶駅が貨物用の東灘駅だったときは繋がっていたりして、「電車」と「船」を繋いでいた貨物線路です。神戸港駅は、当時その終点だったそうです。

阪神・淡路大震災でも、線路などに被害がでまして、その後、復旧はしましたが、2003年に東灘からこの場所に来る支線が廃止され、それに合わせて神戸港駅が廃止されたという歴史があります。

機能的には、須磨区の鷹取駅の横にある「神戸貨物ターミナル駅」に移管されています。

線路の一部。この位置がそのままかどうかは分かりませんが、車止め。電車が停止位置を超えてきた時に強制的に止める最後の関門です。周辺の草の生え具合と、鉄のサビから古さは感じますが、駅の廃止からはまだ15年です。

今は、みなとのもり公園(神戸震災復興記念公園)として広くイベントなどにも使われていますが、当初は、「オリックス・ブルーウェーブ」の本拠地球場を建設する話もあったようです。

ちなみに、神戸臨港線の面影は「遊歩道」「モニュメント」「歩道橋」になって残っていますので、探してみるのも面白いかもしれませんね。

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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