神戸港を一望するホテル最上階で味わうの「神戸ビーフ」と「本みりん」のコース料理を食べてきた。10/1-31 神戸メリケンパークオリエンタルホテル

神戸メリケンパークオリエンタルホテルの最上階(14階)にあるステーキハウス「オリエンタル」に行ってきました。

ステーキハウス「オリエンタル」では、神戸ビーフと兵庫県の“発酵食材”とのコラボレーション企画を行ってまして、第1弾「福寿の酒粕」、第2弾「六甲味噌の味噌」に続き、今回は第3段の「みりん」です。

兵庫県“発酵食材”コラボレーション第3弾
「神戸ビーフ × はくびし本みりん」

2018年10月1日(月)~31日(水)
神戸メリケンパークオリエンタルホテル ステーキハウス「オリエンタル」


神戸市中央区波止場町5-6


左上:前菜 煮貝と秋野菜の冷製、中下:神戸ビーフと松茸 秋の枯葉の香り 右上:甲南漬とフォアグラ 各料理イメージ

酒処・灘五郷の一つ、御影郷にて、「甲南漬」(奈良漬)で有名な、明治3年創業の髙嶋酒類食品株式会社。灘五郷の酒粕から焼酎を製造し、また、それを本味醂へと作り上げる、昔ながらの製法と技法で仕込まれた自然調味料・手造り本格「本みりん」。熟成過程で生まれた純米の香りと甘みは、味わいに深みを与えます。

「はくびし 本みりん」をふんだんに使用した「甲南漬」のコクを生かした、神戸ビーフカレーをはじめ、前菜からデザートまで「本みりん」の旨みと深みと、神戸ビーフをご堪能いただきます。

提供時間
【ランチ】 11:30~15:00(L.O.14:30)
【ディナー】17:30~22:00(ラストオーダー21:00)
※土日祝は 17:00~

コース料金(税サ込)
【ランチ】10,000 円
【ディナー】20,000 円

問い合わせ&予約
078-325-8110(受付時間 10:00~21:00)

コースについては、その日に用意できる一番美味しい新鮮なお魚や神戸ビーフに合わせて組み立てるそうです。あえて細かな食材はカチっと決めてないそうです。

今回はランチ。最上階にあるステーキハウスということで、神戸港が一望できるカウンター席がずらっと並んでました。こちらは一番景色の良い席。行った日は曇っていましたが、夜になるとモザイクのライトアップがかなりキレイ見えると思います。

では、さっそく。今回は特別コースで頂きました。


淡路島平鯵のきずし(藁燻製、平柿スライス、オシュトラキャビア、ブッシュキャビア(=フィンガーライム))、酸味をくわえた生クリームを下に敷いて

柿のスライスの上品な甘みとアジの旨味、生クリームの酸味が加わった、さわやかな前菜。キャビアの食感もアクセントになっています。

そもそも、みりんとコラボってなんだろな?と思うわけですが、みりんって直接飲んだことあります?

今回コラボしている「はくびし本みりん」を試飲させてもらったのですが、『甘み』と『旨味』がすごいんです。香りは日本酒っぽい感じですが、濃厚な『甘み』があって後味が超すっきり。


今が旬の淡路島由良の赤ウニ、神戸ビーフ(サーロイン)のスモーク、大根ラビゴットソース、みりんとあおさ海苔のサブレ、赤オクラの花を飾って。こぶのパウダーと自家製のトマト発酵水を醤油代わりに。

「神戸ビーフ」と「ウニ」の口溶けがたまらない。ちょんとある「トマト発酵水」を醤油代わりにつけて頂きます。「ウニ」が結構大きめで溶けるわぁ。


蛤とかぶらのフラン(=茶碗蒸し)、かぶらの葉の葉緑素を加えたはまぐりの出汁、三つ葉の茎、ジューシーに焼き上げたかぶらの身をのせて、燻製醤油を一滴

かぶらとはまぐりの上品なコラボの茶碗蒸しです。

さすがステーキハウス。目の前の鉄板で炎をあげて調理していきます。昼に行ってこの迫力なので、夜に行くと、外の夜景と鉄板の炎のコラボが見れるんじゃないでしょうか。


鱧カツどん:淡路島の鱧のフライと、フランス産の鴨のフォアグラのソテー、姫路のレンコンの串刺し。軽く炒めた玉ねぎ、出汁とみりん60%使用した特製のかえし、三つ葉、溶き卵でカツどん風にし、山椒とグレープシードオイルの山椒オイルをかけて

カツの定番の味をホテル仕様で味わう。お肉の旨味と玉ねぎの甘さ、そこからみりんの甘さと旨味が加わります。


淡路島の伊勢海老、京都の甘長とうがらし、淡路島の玉ねぎの甲南漬、醤油・バター・出汁をソースとして伊勢海老の出汁をからませて盛り付け。紫色のもって菊とカボスの果汁をそえて

伊勢海老のプリプリ感とバターの香り。ポイントは、甲南漬でしょう。甲南漬は奈良漬のことで、要は奈良じゃなくてこっちで作ったやつは「甲南漬」と呼んでいるそう。伊勢海老の奥にある特有の美味しさもグッとくる。


オリエンタルサラダ

神戸ビーフを燻製に。火をつけて藁を燃やしています。目の前で藁が燃えると若干びっくりしますが、手慣れた様子。

炎が消えて煙が。この時点で藁の懐かしい香りが漂います。こうやって目の前で調理するのがステーキハウスだと思いますが、「もう食べていい?」って聞いてしまいそうになります。

蓋をしてしばし待つ。


神戸ビーフ(ロース):レアな状態でわらと山椒の葉、タイムの茎を乾燥させ葉に火をつけてダッチオーブンで燻製に。特製かえしを塗り、肉全体にバーナーで焦がす

燻製にしている時間は短時間で、香りとちょうど良い燻製感がある神戸ビーフ。バーナーで直接焼いたりもしているので、クンセイクンセイしていない感じがちょうど良いのではないでしょうか。なんせ神戸ビーフが溶ける。


甲南漬神戸ビーフカレー:オリエンタル伝統カレーの製法に甲南漬玉ねぎとみりんを煮詰めてチャツネ代わりにふんだんに使用。生の粒こしょうをトッピング

玉ねぎの甘みと、甲南漬とみりんの旨味が凝縮された「オリエンタル」伝統の製法で作られたカレー。ここにも、大きめの神戸ビーフが乗っています。とってもコクがあるカレー。


伊勢海老の味噌汁


みりん粕の「こぼれ梅」とフロマージュブランアイス、いちじくのマルムラード(ジャム)、パートブリック、オレンジの皮とマカダミアナッツを削る

最後はデザートです。ビジュアル的に洋風な感じがしますが、みりん粕が振りかけられています。アイスの味と舌触り、みりん粕の柔らかい食感と香りがおもしろい。洋風っぽいけど和風なスイーツです。

今回料理を提供してくれてたのは、ステーキハウス「オリエンタル」料理長の鍬先 章太(くわさき しょうた)さんです。

料理の美味しさもさることながら、抜群のトーク力。お客さんに合わせてその場の空気感を作ってくれます。鉄板が目の前にあるステーキハウスなので、調理自体も美しくサプライズがある演出でした。

あと、笑顔が癒やされる。自分が子どもの時の記憶にあるお父さんの笑顔を思い出す(笑)「お父さん。」

提供時間
【ランチ】 11:30~15:00(L.O.14:30)
【ディナー】17:30~22:00(ラストオーダー21:00)
※土日祝は 17:00~

コース料金(税サ込)
【ランチ】10,000 円
【ディナー】20,000 円

問い合わせ&予約
078-325-8110(受付時間 10:00~21:00)

◆関連リンク
神戸メリケンパークオリエンタルホテル – 公式サイト

 

この記事を書いた人

カズマ

神戸ジャーナル 編集長

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